歯科助手の面接が決まった!
受かるためのコツが知りたい!!
歯科助手の面接が決まって、緊張している方も多いのではないでしょうか。
筆者の私も、歯科助手さんの面接は何度も目にして来ました。
時には院長から、「ねぇ、さっきの子どう思う?」と聞かれることもしばしば。
何となく、受かる人と落ちる人の違いがわかるようになりました。
- 歯科助手の面接で事前準備は何をしたらいいか
- 面接当日は、何に注意したらいいか
受かるための事前準備
歯科助手の面接で受かるためには、事前準備が必須です。
なぜなら面接は
- 初対面の相手に
- 自分の考えを簡潔に、正しく
- 感じよく
話すことが求められるからです。
相当な話上手でない限り、準備なしではハードルが高いと思いませんか?
基本的な質問にもしっかり答えられない人は、
「準備して来なかったんだな」
「対応力のない人なのかな」
と、判断されてしまいます。
ぶっつけ本番で臨んでしまうと、質問に対してその場しのぎの回答をしてしまう可能性もあります。
最低限、以下の5ポイントはチェックしておきましょう。
- 求人を出す歯科医院側の状況を知っておく
- 履歴書を丁寧に作成する
- 面接でよく聞かれる質問に答えられるようにする
- 「質問はありますか」対策に逆質問を考えておく
- 落ちる人の特徴を知って対策する
求人を出す歯科医院側の状況を知っておく
歯科医院側の状況を知っておくことが必要な理由ですが、
大前提として、互いの理解を深めた上で、お互いがマッチするか?が面接に受かるポイントになるからです。
なので、歯科医院側の状況を理解し、準備の段階から面接する側の目線に立てるか?は超重要です。
- 歯科助手が辞めた
- 患者が増えて忙しい
歯科医院が歯科助手の求人をだす理由は、このどちらかである場合がほとんどです。
つまり、新スタッフは忙しい中で必死で多くの事を覚える覚悟が必要です。
歯科助手は未経験でもOKな求人が多いです。
でも、想像以上の大変さに挫折する人もたくさんいます。
なので、歯科医院側はこんな事を気にしてきます。
これには、何か続けてきたアピールができると効果的です。
例えば、
部活やバイト、習い事など継続してきたエピソードを用意するのは得策です。
という人はせめて「やる気」の部分でカバーしましょう。
歯科助手向けの本で勉強してます!とかもありです。
早く覚えて、役に立ちたい!!という気持ちが見えれば、プラス評価になります。
履歴書を丁寧に作成する
履歴書や職務経歴書も採用・不採用の重要な判断材料のひとつになります。
面接が終わった後に、歯科医院側に残るのは履歴書ですよね。
履歴書を見直しながら合否を判定するパターンが多いので、字が汚かったり、空欄が目立つのは不利になります。
履歴書が雑だと、あと一歩のところでNGにされる可能性が多いにあります。
- 誤字脱字はNG
- 読みやすい丁寧な字で書く
- 修正テープは使わない
- 日付は履歴書を提出する日を書く
- 西暦(1999など)か元号(平成2など)は統一する
- ふりがな欄まできっちり記入
- 志望動機・自己PR欄を埋める
- シワや汚れが付かないように配慮する
- なぜ歯科助手なのか?(未経験の場合特に)
- その歯科医院を選んだ理由
- 自己PR(経験で活かせること)
- 髪が顔にかかってないこと
- スーツorジャケットとブラウス
- アクセサリーはつけない
- すっぴんNG
- ケバいのもNG
- 歯は見せない笑顔(口角を上げる)
- 上目遣い、顎上げ過ぎはNG
面接でよく聞かれる質問に答えられるようにする
面接では、最低クリアしてないと絶対落ちる!
ということがあります。
それは、会話のキャッチボールがスムーズにできるか?です。
内容以上に、そっちのほうが先に見られます。
なので、よく聞かれる質問はあらかじめ想定して回答を準備したほうが、テンポ良くきちんと答えられて好印象です。
- 自己紹介
- 志望動機
- 自己PR
- 長所と短所
- 前職の退職理由
- 前職の仕事内容
- 残業可能か
- 希望出勤曜日や時間
- いつから働けるか
- 体力に自信はあるか
- 通勤時間はどのらくらいか
- 血液や他人の唾液に抵抗はないか
- PCスキル
- 歯科助手の仕事内容を知っているか
- 家族と一緒に住んでるのか
- 趣味はあるか
「質問はありますか」対策に!逆質問を考えておく
面接では、相手側から何か質問はありますか?と逆質問をされることも多いです。
ここで、特にないです。と即答するのはなるべく避けましょう。
面接で逆質問をする目的は
- 候補者の意欲を知りたいから
- コミュニケーション能力を確認したい
- 相性を判断したいから
などがあります。
特にありませんと答えると、意欲が低いと思われるかもしれません。
コミュニケーションもそこで終わってしまうため、冷たい印象を与えてしまいます。
もちろん、面接内で疑問に思ったことがあれば確認すべきです。
それ以外に、いくつか質問することを考えておくのがおすすめです。
そのまま使える!印象の良い逆質問の例
逆質問の終わらせ方は?質問がない場合は?
- 質問をすべて聞き終え、終わらせたい
- 聞こうと思っていた事が会話の流れからすべて説明されてしまい質問がない
そんな場合はどうすればいいでしょうか。
もう質問がない場合は、無理やり作る必要はありません。
スマートな終わらせ方をするなら、
などと、お礼を添えると印象が良いです。
落ちる人の特徴を知って対策する
私が働いていた歯科医院でも、面接の歯科助手さんを何回も見てきました。
「落ちそうな人」というのは特徴があります。
よくある落ちるパターンと落ちる人の特徴をまとめておきます。
身だしなみで落ちる
- 私服で面接に来る
- 清潔感がない
態度で落ちる
- 笑顔がない
- 暗い、自信がなさすぎる
書類が悪くて落ちる
- 履歴書が雑
受け答えが悪くて落ちる
- 面接で基本的な質問に答えられない
- 質問に対する回答ができない
- 長々話してしまう
- 回答が丸暗記
- 面接で要望が多い
医院との相性で落ちる
- 他のスタッフと合わない
面接当日のQ&A
面接の当日の準備も、受かるためには欠かせません。
面接するのは院長だけでも、必ず周りのスタッフからも注目されます。
これから一緒に働く人かもしれないので、服装や髪型などは間違いなくチェックが入ります。
そして、気に入らない…と思われると例え受かっても歓迎されない可能性も。
面接当日のQ&Aを作ったので、不安な部分はチェックしておきましょう!
Q1面接当日の服装は?
間違いないのは、スーツです
パンツorスカートはどちらでもOKです。
インナーは、淡い色のシャツやブラウス・シンプルな白のカットソーの方をよく見かけます。
毎年新卒がたくさん入社するような歯科なら、リクルートスーツが無難です。
そうでない場合や、年齢的にリクルートスーツはちょっと似合わないかも・・・というなら、
ビジネススーツでも大丈夫です。
どうしてもスーツが準備できない場合は、スーツっぽい服を意識してコーディネートしてみましょう。
Q2靴とカバンは?
靴:黒のプレーンなパンプス
カバン:A4が入るトートバッグ
筆者は、面接時やフォーマルな時の靴はGUのマシュマロパンプス!と決めています。
カバンはTHEビジネスバッグじゃなくても問題ありません。
でも、リュックや派手な鞄は避けたいところです。
シンプルなA4の入るトートバッグタイプが無難です。
色は、黒・茶・ネイビー・ベージュがきちんと見えやすいためおすすめです。
Q3メイクやネイルは?
メイクはナチュラル!
カラコン、ネイルはしない!
これが望ましいです。
メイクは、健康的に見えるか?と清潔感があるか?の2点が大事です。
カラーコンタクトはするならナチュラルなディファインまでならギリギリ大丈夫でしょう。
爪は、出来れば白い部分が見えないくらいに切ったほうが良いです。
歯科衛生士の学校に行っていたからわかるのですが、学校によっては爪の長さチェックは鉄板です。
なので、もし面接官の1人が歯科衛生士だった場合、手元はかなりチェックされます。
Q4髪型、髪色は?
髪型は、お辞儀して前に垂れるなら結ぶ
前髪も目に掛かる長さなら留めたほうがよし
後れ毛は出さないほうがよい
髪色は黒or明るすぎない茶色
歯科のような医療現場で重要なのは、清潔感です。
老若男女が来るので、おばあちゃんから見ても、清潔感がある人か?が大事になります。
今の時代は、黒髪じゃなくてもOKになってきました。
でも、明る過ぎる髪色は目立つので、患者さんからのクレーム対象になることがあります。
歯科医院側も採用するなら、クレームを受けてしまうリスクの高い人は雇いません。
髪型も、面接官の歯科衛生士に「前髪切るか留めるかできない?」と言われちゃってる子をたまに見かけます。
Q5何分前につけばいい?
歯科医院の前に面接の8分前には着けると余裕が持てます
家を出る時間を逆算して調べておきましょう。
迷いそうな場合は、事前に地図を見て道のりをシミュレーションしておけば安心です。
一つ注意点があって、院内に入り、受付に声を掛けるのは面接の5~3分前がベストです。
面接はお昼休みや診療後に時間を取って行われることが多く、ちょうど最後の患者さんの対応中かもしれません。
早く着いたからといって、あまり早く入ると迷惑になるので注意しましょう。
Q6必要な持ち物は?
歯科助手の面接当日に必要な持ち物は↓でチェック!!
- 履歴書
- 職務経歴書(必要な場合)
- クリアファイル
- メモ帳
- ボールペンやシャーペン
- お財布
- ハンカチ、ティッシュ
- 替えのストッキング
- 化粧ポーチ・鏡
- スマホや携帯
- 時計
- 面接での回答や質問をまとめたノート等
- 応募した求人内容がわかるもの
- 面接当日の案内が書かれた用紙等
Q7面接で深掘り質問!回答に詰まったら?
ちゃんと準備していても、深掘り質問や予想外の質問で回答が出てこないこともあるかもしれません。
そんな場合は
すみません。少し考える時間をいただけますでしょうか。
この一言が言えればOKです。
このように断りを入れて、考える時間を稼ぎましょう。
絶対NGなのが、黙り込む事と「わかりません」と即答することです。
- 黙り込む→コミュニケーション放棄
- 「わかりません」即答→何も考えてない
こんな印象を与えてしまいます。
考えた上で、どうしても答えが出なければ、素直にわかりませんと回答して大丈夫です。
Q8面接時にこちら側がチェックすることは?
面接や見学では、自分も選ぶ側という意識を持つことも重要です。
残念なことに、最初の職場がブラックな職場だっただけに、歯科助手を二度とやりたくない!!と辞める人も多いです。
- 面接する院長の対応
- 受付の対応
- 歯科医院の環境(清潔さ)
院長やスタッフと話してみて性格的に自分と合わないかも?と感じる場合には、辞めておいたほうが無難。
医院での人間関係は密になりがち。
面接の数分〜1時間程度ですでに、苦手と感じる部分があるなら合わない可能性大です。
未経験の場合は特に、3医院くらい見比べてから自分に合った歯科医院に入る事をおすすめします。
まとめ
解決できましたでしょうか。
私の経験から考える、歯科助手の面接に受かるコツをお伝えしました。
不安な部分は改めてチェックしましょう!
- 求人を出す歯科医院側の状況を知っておく
- 履歴書を丁寧に作成する
- 面接でよく聞かれる質問に答えられるようにする
- 「質問はありますか」対策に逆質問を考えておく
- 落ちる人の特徴を知って対策する
歯科で働いていたからわかるのですが
もし、自分が歯科医院の先生だったら「どんな人を雇いたいかな?」
先輩スタッフだったら「どんな人なら、仕事を教えやすいかな?」
という視点で対策できてる人は受かりやすいなぁと感じます。
(対策なのか、ナチュラルに歯科助手向きなのかはわかりませんが・・・)
指示を出す側・教える側だった私個人の意見としては、
- 経験者である程度自分で動ける人
- 未経験でも素直・まじめ・テキパキ動く意識のある人
そんな方と一緒に働きたいと思っていました。
皆さんならどうかなー。