歯科助手の求人に応募しているのに、なぜか毎回受からない
面接予定があり、落ちないか不安
筆者の私も、歯科で働いていた経験者です。
なので、歯科助手希望者さんが面接に来た時の、スタッフのリアルな反応を見て来ています。
院長が採用・不採用を決める場面も何度も目にしてきました。
そんな経験上、こんな人は落ちるなぁ・・・というのが何となくわかります。
こちらの記事は、歯科助手の面接で落ちる人の特徴や、受からない理由をまとめました。
何度か面接を受けているけど、落ちてしまう人やこれから面接予定の方の注意ポイントとして、ご活用ください。
こちらの記事で受かるコツも解説しています!
- 歯科助手の面接で落ちる人の特徴って何?
- 歯科助手の面接で落ちる理由が知りたい
歯科助手の面接で落ちる人の特徴15個!
- 私服で面接に来る
- 清潔感がない
- 電話の印象が悪い
- 挨拶がない
- 笑顔がない
- 暗い、自信がなさすぎる
- 履歴書が雑、汚い
- 履歴書の空欄が目立つ
- 面接で基本的な質問に答えられない
- 質問に対する回答ができない
- 長々話してしまう
- 回答が丸暗記
- 前の職場の不満が多い
- 「はい」一言回答が多い
- 面接で要望が多い
面接で減点されやすいポイントを挙げるとこんな感じです。
それは、上で挙げたような減点ポイントが多い人です。
1つ〜2つなら該当してしまっても、目を瞑ってもらえるかもしれません。
ただ、多いほど落ちる確率が上がるのは明白です。
逆を考えると納得できます。
面接で受かる時ってどんなパターンでしょうか。
超シンプルに考えると
-
応募者が複数人:減点ポイントが少なく、加点ポイントが一番高い人が受かる
-
応募者が1人:減点ポイントが少なく、落とす理由がない人が受かる
つまり、経験者などの加点ポイントがあったとしても、「減点ポイントが多い人は受かりにくい」ということです。
もちろん、候補者が1人の場合でも、「減点ポイントが多い人」は落ちます。
(例外として、ブラックな医院の場合は、人が全く集まらないためダメでも採用する可能性もあるように思います・・・)
前置きが長くなりましたが、減点ポイント=落ちる人の特徴と思ってもらえるといいと思います。
減点ポイントを分類すると、「身だしなみ」「態度」「書類」「受け答え」の4つに分かれます。
この4つで評価されて、減点ポイントが多い人ほど落ちる特徴を持った人・・・ということです。
悪気はなくても、受からない側の行動をしている場合もあるかもしれません。
応募者が帰った直後から「あの人はなかったよね〜だって〇〇だし」と、減点ポイントを話し出すスタッフや面接官もいます。
そのくらい、歯科助手の面接は減点がいかに少ないかが重要なんです。
-
医療従事者に向かない「身だしなみ」をしている
私服で面接に来る
清潔感がない -
「態度」が悪いと思われやすい人
電話の印象が悪い
挨拶がない
笑顔がない
暗い、自信がなさすぎる -
提出する「書類」への配慮が足りていない人
履歴書が雑、汚い
空欄が目立つ -
「受け答え」が微妙・・・と思われやすい人
面接で基本的な質問に答えられない
質問に対する回答ができない
長々話してしまう
回答が丸暗記
前の職場の不満が多い
「はい」一言回答が多い
面接で要望が多い
医療従事者に向かない「身だしなみ」をしている
私服で面接に来る
清潔感がない
身だしなみでチェックが入るのはざっくりこの2つ!!
私服で面接に来る
たまに、カジュアル過ぎる服で来てしまう人がいます。
学生のアルバイトの子ならまだしも、正社員希望ならスーツが無難です。
難しい場合は、ジャケット+ブラウスなどのビジネスカジュアルで行きましょう。
ジーパンやミニスカは特に悪目立ちするので避けましょう。
間違いなく、スタッフの間で「あの、ジーパンの子」の印象に!!
どんなにお洒落でも、常識がないと思われます。
清潔感がない
職種柄、清潔感があるか?は結構重要ポイントです。
髪色や、ネイルは医院によってはある程度自由ですが、面接の時は控え目にしたほうが安全です。
インナーカラーも「個性的で派手だ」と思う人もいるので、目立つ場合は隠しておくのがおすすめ!!
- ボサボサな髪
- プリン頭
- 派手すぎネイルや伸びっぱなしの爪
- 服がシワシワ
- 半乾きなどの臭い
- 靴や鞄が汚い、ボロボロ
- 濃いメイク
「態度」が悪いと思われやすい人
電話の印象が悪い
挨拶がない
笑顔がない
暗い、自信がなさすぎる
態度も、電話から始まり、受付スタッフまで評価の目で見ている可能性があります・・・
電話の印象が悪い
電話対応は、歯科助手の仕事の一つでもあります。
なので、面接時の電話対応は重要!!と思っておいたほうがいいです。
電話対応の方法から丁寧に教えてもらえる歯科医院は稀です。
院長や先輩スタッフは、例え未経験者だとしても、電話対応のマナーくらいは心得ていて欲しいなぁと考えています。
- 電話で挨拶しない・名乗らない
- 声が小さ過ぎて聞こえない
- 話がまとまっていない(こちらから掛ける場合は特に!)
例えば応募時の電話なら、
「歯科助手の求人を見てお電話致しました。~と申します。
こちらのお電話からの応募でよろしかったでしょうか?」
などと伝えられるとスムーズです。
切る際も、対応してくださったスタッフさんにお礼を言ってから切ると印象が良いです。
「忙しいお時間に失礼致しました。ご対応ありがとうございました。」
挨拶がない
歯科などの医療機関では、挨拶を大事にしている医院が多いです。
患者さんが来た時に、感じの良いクリニックなら必ずスタッフ側から挨拶しますよね。
なので、遠慮や緊張でつい忘れてしまったり、例え悪気はなくても挨拶がないと致命的になる場合もあります。
面接担当者だけでなく、受付スタッフや他のスタッフにも意識して挨拶できるか?がポイントになります。
一言「こんにちは!」が言えるかで圧倒的に印象に差がつくので、注意しましょう。
笑顔がない
採用する側は、笑顔で患者さんを迎えられて気遣いのできる人を欲しがります。
逆に、終始表情が固まってる人は面接官を不安にさせます。
もちろん、ずっと笑っている必要はないんですが・・・
- 挨拶のタイミング
- 帰る前のお礼のタイミング
- 迷わず来れましたか?など、相手側に気遣ってもらった時
- 面接の中で、相手側から「趣味は?」などの緩めの質問をされたタイミング
暗い、自信がなさすぎる
歯科助手としてデビューしたら、患者さんと話すことになります。
なので、当然面接する側も患者さんの対応をお願いできる人か?はチェックしてきます。
そんな時見られるのが、態度や話し方です。
受付からオドオドしたり、声が小さすぎる人はやっぱり落ちます。
選ばれるのは、明るい雰囲気でハキハキしてる人です。
上手く喋れるかより、ハキハキ爽やかな印象を与えられるかが大事です。
提出する「書類」への配慮が足りていない人
医院へ提出する書類への配慮がない人は、仕事も雑なのでは?と思われます。
履歴書などの応募書類は、面接が終わった後も医院に残るものですよね。
相手側も、じっくりチェックするかもしれません。
書類のマナー違反をしていると、常識がない人と判断されやすいです。
履歴書が雑、汚い
マイナスな印象を与える履歴書ってどんなのでしょう。
誤字脱字が多い
字が汚い
修正テープが使ってある
明らかに使い回し(日付や内容がおかしい)
シワや汚れがついている
タバコや香水の臭いがする
写真がない(カジュアルな服、髪型など)
字が汚い・・・これは、丁寧かが重要です。
特に指定がない場合、手書きを避けるのもアリです。
履歴書の空欄が目立つ
正社員希望の場合は特に、志望動機や自己PRが全く書かれていないのも「意欲が低い」と思われます。
文字数が少なくなってしまう場合は、
- 元々欄の小さめな履歴書を選ぶ
- 読みやすくするために余白を作る
など工夫して、スカスカ感が出ないようにするのが得策です。
履歴書以外に職務経歴書の提出を求められることもあります。
この場合も、しっかり読みやすいよう工夫して作成しましょう。
「受け答え」が微妙・・・と思われやすい人
受け答えで、この人微妙だなぁ・・・と思われてしまうポイントをまとめました。
面接で基本的な質問に答えられない
質問に対する回答ができない
長々話してしまう
回答が丸暗記
前の職場の不満が多い
面接で要望が多い
「はい」一言回答が多い
受け答えはその人の「人間性」が出やすい部分です。
内容や経歴が立派でも、受け答えが下手な人は「何か嫌だなぁ・・・」と敬遠されやすいので、意識して注意するのがおすすめです。
面接で基本的な質問に答えられない
自己紹介や志望動機って面接の定番ですよね。
そのような、基本的な質問にも全く答えられないと、準備のできない人と思われてしまいます。
そうならないために、質問されやすい内容はチェックしておきましょう。
準備してきたけど、緊張で上手く話せないのか、全く準備してないのかは、面接官は見抜きます。
質問に対する回答ができない
落ちる人の特徴のひとつは、「質問に対する回答ができない」です。
どういう事かというと、例えば
-
自己PRを聞いているのに、志望動機を言う
-
活かせるスキルを聞いているのに、単なる長所しか言わない
余りにも質問に対してかけ離れた答えだと、意思疎通がうまくいかないと判断され、落とされてしまいます。
面接の質問は、必ず集中して聞いて、きちんと理解した上で答えるのが礼儀です。
長々話してしまう
面接に力が入りすぎている人に多いのが、話が長すぎる人です。
やる気があるのは、いいのですが長すぎる話は面接官をウンザリさせます。
何を言いたいのか伝わらない
会話が成り立たない
空気が読めない
長すぎる話は、コミュニケーションが下手な印象を与えてしまいます。
回答が丸暗記
やってしまいがちなのが、回答丸暗記!
だいたいの人が「棒読み感」が出てしまいます。
もちろん、絶対に伝えたいポイントや、要点をまとめ覚えておくのは良い事ですし、そうすべきです。
ただ、面接側は「本心」が知りたいと思っています。
あまりに、暗記してきた事以外は話せません!状態だと「本心でないのでは?」と思われ、落ちる可能性があります。
前の職場の不満が多い
前の職場の不満ばかり言う人も、落とされやすいです。
面接では、前職の退職理由を聞かれます。
この場合、一見話が弾んで上手くいったように感じるかもしれませんが、
愚痴や不満が多いとネガティブな印象が強く残ってしまいます。
面接で要望が多い
給与は〇〇円以上
土日は休みたい
〇〇時には帰りたい
面接官側は柔軟に働いてくれる人を欲しがります。
条件や要望を細かく伝えすぎてしまうと、融通が利かない人とみなされて落とされてしまいます。
どうしても!という場合のみ、「譲れる条件・譲れない条件を伝える」ことを意識して話すのが得策です。
「はい」一言回答が多い
初対面での「はい」一言回答は威圧感や少し冷たい印象を与える可能性があります。
医院まで迷わず来れましたか?→「はい」
こちらでお待ちください→「はい」
勤務時間は○○時までで大丈夫ですか→「はい」
意思表示はできるのですが、コミュニケーションと考えると少し不足なんです。
私自身、転職時に担当のエージェントさんからアドバイスされたことがあります。
初対面の相手からすると、私がどんな人物なのかは全く知らないので、「機嫌が悪いのか?」と勘違いされるかもしれません。
対策としては「はい」+アルファで答えるのが良いのだそう。
上の例で言うと
医院まで迷わず来れましたか?→「はい」「地図を見たらすぐわかりました。」
こちらでお待ちください→「はい」「ご案内ありがとうございます」
勤務時間は○○時までで大丈夫ですか→「はい」「○○時までで問題ありません」
ちょっとしたことで、印象を変えられます。
その他の落ちる理由
自分ではきちんと準備をして臨んでも、落ちてしまう・・・
減点ポイントは思い当たらないのに、不合格ということもあります。
他のスタッフと合わないと判断された
年齢や雰囲気など、面接官から見てうちの歯科医院とは合わないかも?と判断されることもあります。
院内のスタッフと仲良くできるかは結構重要です。
歯科は小さい女性中心の職場である場合が多く、スタッフ同士の人間関係は院長が悩む要因の一つです。
例えば、40代の方が20代しかいない医院を受けても、不採用となるパターンは多いです。
もちろん、逆もあり得ます。
住んでいる場所が遠い
遠方からの通勤を嫌がる院長はいます。
近くに住んでくれるスタッフに、家賃補助を負担する医院もあるくらいです。
電車遅延等の影響で遅刻されたくない
通勤時間が長いと、疲れるし、辞める原因になる
医院が負担する交通費がかかる
理由はこんなところだと思います。
育児中で休みを懸念された場合
もちろん、子供がいても歯科助手の仕事をしている方はたくさんいます。
ただ、新しく雇う人となると、すぐ休むのでは?融通がきかないのでは?と心配されて、落とされるパターンもあります。
面接で子供の年齢を聞かれた場合は、早退や休みの事を不安に思われている可能性が高いです。
対策としては
- 祖父母が面倒を見てくれるから、残業もできる
- 子供が熱を出しても夫にお迎えを頼める
- 延長保育で〇時までは働ける
など、具体的に家庭事情の休みはしなくて大丈夫な理由を伝えるのがポイントです。
他の希望者の方がマッチしていた
他にも応募者がいて、他の人の方が医院側が求める人材にマッチしていた場合は、落ちることがあります。
例えば、未経験OKで求人が出ていた医院に、経験者も応募したとします。
医院側がやっぱり経験者の方が安心だな・・・と判断すれば、未経験者はかないません。
こういった場合、どんなに面接が上手くいっても、落とされてしまいます。
まとめ
- 私服で面接に来る
- 清潔感がない
- 電話の印象が悪い
- 挨拶がない
- 笑顔がない
- 暗い、自信がなさすぎる
- 履歴書が雑、汚い
- 履歴書の空欄が目立つ
- 面接で基本的な質問に答えられない
- 質問に対する回答ができない
- 長々話してしまう
- 回答が丸暗記
- 前の職場の不満が多い
- 「はい」一言回答が多い
- 面接で要望が多い
「歯科クリニックの面接の合否判定は、院長だけでなく周りのスタッフの意見も反映されやすい」
ということも、お落ちないために意識したほうがよいポイントです。
歯科医院は小さな組織であることが多いので、スタッフと院長の距離感も近くなりがちです。
面接者を受付対応したスタッフ、電話対応したスタッフが「態度が気になった・・・」と院長に言う可能性も大いにあります。
でもこれは、マイナス面ばかりじゃないんです。
そのために不可欠なのは、事前準備!!
落ちてしまう人は、事前準備が足りてない人が多いように思います。