転職の道しるべ

【体験談】30代で歯科衛生士から未経験の事務職に!転職成功までに準備したこと紹介します

  • 歯科衛生士として頑張り続けるのに限界を感じてきた
  • PC仕事のほうが向いている気がする
  • 事務職に興味があるけど、未経験でも採用される?

歯科衛生士や歯科助手って大変な仕事ですよね。

やりがいがある!と感じられる方にとっては素晴らしい仕事だと思います。

でも、この記事を見ている方は何かしらの理由で、事務の仕事がしてみたいと考えている方がほとんどではないでしょうか。

この記事を書いている私は、歯科衛生士から事務職へ転職しています。

ちるこ
ちるこ
PCスキルも、入力ならできるけど、その程度・・・
ちるこ
ちるこ
そんな30代・元DHの筆者である私自身が、事務職として採用されるまでに勉強したこと、準備したこと等をお伝えしていきます。
こんな方におすすめの記事です
  • 歯科衛生士や歯科助手から事務職へ転職したい人
  • 30代からでも事務職に挑戦したい人
  • 事務職への転職活動中だけど中々決まらない人

【結論】30代未経験で事務職転職は難しい!(でも無理じゃなかった)

事務職に転職したい場合に気になるのが、そもそも採用されるか?ですよね。

結論から言うと、一般企業×正社員の一般事務職は、今のところ内定は出ていません

→派遣先の会社で正社員のお誘いを受けました!

未経験・30代でも事務として雇ってくれるところはありました。

私の就活実績

医療事務:3医院応募→1医院内定

一般企業事務:4社応募→2社書類選考通過まで

法人医療施設事務:2社応募→2社内定

派遣一般事務:2社登録→登録後1ヵ月程度で就業

有効求人倍率は「約0.3%」

働きたい人のほうが、求人数より多く、競争率は高いです。

もちろん経験者や、もっと若い人・スキルがある人がいれば負けてしまいます。

転職活動を始めたばかりの頃は、書類選考すら通りませんでした。

これじゃダメだと感じて、資格取得や転職の下準備をしたら、面接に進めるようになり、「内定」も、ちゃんともらえました。

事務職へ転職成功するまでにしたこと
  1. 事務職の種類を知っておく
  2. 勉強と資格取得
  3. 自己分析(振り返り)
  4. 応募書類作り込み
  5. 転職・退職理由を前向きに表現(面接対策)

何の事務職を目指したい?違いを知ろう

お悩みDH
お悩みDH
求人を見てると、一般事務とか、営業事務とか、色々ある・・・

「事務職」と言っても色々な種類がありますよね。

どんな事務職をイメージして、転職したいと考えましたか?

お悩みDH
お悩みDH
正直、あまり違いがわからない・・・

そんな方は、よく求人に出てくる事務職の違いをざっくり知っておきましょう!

一般事務

一般事務とは、オフィス内でのデスクワーク全般をさします。

細かい仕事内容は企業や職種によって違いますが、以下のような業務を担当します。

  • データ入力
  • 資料作成
  • ファイリング
  • 電話・メール対応
  • 発注書・請求書発行
  • 来客対応

「一般事務」には、幅広い意味合いがあります。

会社によっては、営業事務や経理実務などの仕事も含めて、一般事務として募集することもあります。

営業事務

営業担当者をサポートし、顧客対応や売上に関わる事務を担います。

  • 受発注業務(注文書の処理、納期調整など)
  • 見積書・請求書の作成と送付
  • 営業担当者のスケジュール管理・アポイント調整
  • 顧客データの管理・更新
  • 営業資料や提案書の作成サポート

時には営業に代わって顧客と連絡を取ったり、顧客の質問に答える場合もあります。

営業担当者と密にコミュニケーションを取り、業務を進めていく仕事です。

IT事務

IT事務は、社内のIT利用者(全社員)を支え、機器やシステムの管理を行うのが仕事です。

  • 社内のPCやネットワーク機器の管理・設定
  • 業務システムやソフトウェアのアカウント管理
  • ヘルプデスク対応(社員のITトラブル対応)
  • IT資産の管理(ハードウェア・ライセンスなど)
  • 社内マニュアルや手順書の作成・更新

ヘルプデスクやITサポート事務と呼ぶ場合もあります。

総務事務

総務事務は、全社員の働く環境を支える、会社全体の縁の下の力持ち的存在です。

  • 備品の発注・管理(文房具・社用車など)
  • 社内イベントや社内規定の運営・管理
  • オフィス設備や業者とのやりとり(清掃・修理など)
  • 社内文書や契約書の管理
  • 来客・電話対応、受付業務

会社によっては、人事・労務・法務などのバックオフィス業務を兼任することもあります。

経理事務

経理事務とは、経理部門や経営層を支え、会社のお金の流れを正確に管理するのが仕事です。

  • 仕訳入力と会計ソフトへのデータ入力
  • 請求書・領収書の整理とファイリング
  • 月次・年次決算の補助業務
  • 経費精算のチェック・支払処理
  • 入出金の管理および銀行対応

経理事務の仕事内容は、日次・月次・年次で異なります。

主な日次業務は、現金管理や取引の入出金管理、それらに伴う請求書や領収書の確認・発行、精算業務などです。

月ごとの業務としては、売上額の集計や請求、支払いを行います。

年1回、年間の業績や財務諸表の作成、確定申告や年末調整、税務処理などの決算期に関する業務を担当するのも経理の仕事です。

医療事務

医療事務は病院やクリニックなどの医療施設が主な勤務先になります。

医師や看護師、患者の両方を支える医療現場の事務のです。

  • 受付・会計業務(患者対応)
  • 診療報酬明細書(レセプト)の作成と点検
  • カルテ・診療情報の管理
  • 保険証や各種書類の確認・登録
  • 電話応対・予約管理

小さなクリニックでは、検査の準備や患者さんの介助も兼任します。

大きな病院であれば、受付専任・レセプト専任など、担当業務が分かれていることもあります。

事務転職時にとった資格・勉強したこと

お悩みDH
お悩みDH
事務転職時は、何か資格は取ったほうがいいのかな?

事務職は、必ずしも何か資格が必要なわけではありません。

でも、条件がほぼ同じ人が応募した場合、資格を持っているから…という理由で優遇される可能性はあります。

特に未経験で異職種への転職する場合、スキルや、意欲のアピールになります。

実際に勉強して転職にプラスになったと感じたものは、

「Excelの学習」「itパスポート資格取得」です。

総務事務の募集に応募した時の話ですが、
itパスポートは、派遣営業への受けが特によかったです。

紹介先企業との面談時には、itパスポートを持っていることを営業から推してもらえました。

Excelに関しては、関数や集計機能は使えるかなど、かなり詳しく聞かれました。

仕事によるのかもしれませんが、実際に勤め出してからも、Excelを使わない日はないです。

ちるこ
ちるこ
学んでおいて本当によかった!!

事務職転職に役立ったITパスポートとは?

先程から登場する、ITパスポートがどんな資格か、簡単にお伝えしていきます!

ITパスポート

試験名 ITパスポート
受験資格 特になし
受験料 7500円/税込み
試験日 毎月数回実施
合格率 約50%
問題形式 選択式(四肢択一)
勉強することで得られる知識
  • 日常業務に必要なIT基礎知識
  • ビジネスに関わる基礎知識

IT全く未経験の私でも、本1冊&過去問でコツコツ勉強して独学でも合格できました。

詳しくは、こちらを読んでみてください。

【2025年】ITパスポートに独学で受かる勉強方法!初心者でも1発合格!就活や転職で役立つ「ITパスポート」。 勉強には、本・YouTube・アプリ・過去問サイトが使えます。 完全初心者の筆者自身が、独学・1回で合格できた勉強方法をお伝えします。 勉強期間4ヵ月以内・費用2,000円程度で、確実に合格したい人向けの記事です。...

もちろん、独学に不安がある人には講座等で勉強する方法もあります。

事務職におすすめと言われる理由

ITパスポートは、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家資格です。

事務職であっても、IT知識が要求される時代です。

事務職でも「ITに強い人」が求められますし、徐々に「分かってあたりまえ」になってきています。

ほとんどの会社でネットやメール、社内システム等は使うので、知っているか・知らないかの差は大きいです。

例えば、インターネットや電子メールなどを業務で利用する際、機密情報漏洩・コンピューターウィルス感染があっては大変ですよね。

ちるこ
ちるこ
リスクを知るためにも、情報セキュリティについて学んでおくと安心!

IT基礎知識以外にも、経営に関わる基礎知識も含まれます。

企業で働くのが初めてだとしても、会社で働く上での一般常識は理解していることのアピールになります。

ちるこ
ちるこ
体感としては、会社の経営層が話していることが、少しだけ理解しやすくなったかな

企業の総務事務のように、会社の経営・運営を支えるバックオフィス系を目指したい人には特におすすめできます。

ただ、勉強することで何かができるようになる資格ではないので、もっと実務に直結するスキルを求めるなら、次に紹介する「MOS」のほうがおすすめできます。

Excel使えます!と言えるようになる資格

一定のExcelスキルがあることを証明できる資格として有名なのが「MOS(モス)」です。

正式名称は「MicrosoftOfficeSpecialist(マイクロソフトオフィススペシャリスト)」
マイクロソフト社が開発しているExcel、Word、PowerPoint等に対して、それぞれ試験があります。

更に製品のバージョンとレベルでも分かれていて、自分のニーズに合わせ選択して受験できます。

MOS(Excel)

試験名 Microsoft Office Specialist Excel 365
受験資格 特になし
受験料 10780円(学割:8580円)/税込み
試験日 ほぼ毎日実施
合格率 約80%
問題形式 実技(実際にExcel操作)

※初心者向け・最新バージョンExcelの場合

MOSも本一冊から勉強できますし、無料の練習サイトもあります。

試験勉強におすすめな本はこちら↓

資格までは取らないにしても、実務的な知識を学びたい方におすすめなのはこちら↓

ちるこ
ちるこ
実務で悩むであろう場所に解説があるので、試験は受けるか悩んでる方にもおすすめできる一冊!

【必須】「自己分析(振り返り)」で客観的に「今まで」を見つめる

イメージに近い事務職は見つけられたでしょうか?

私の場合、事務職へ転職しよう!と決めたものの、次の目標や具体的な方向性は『よくわからない』でした。

ちるこ
ちるこ
正直、仕事とプライベート半々で頑張りたいなぁ・・・
でも、今までの経験を少しでも活かせたらいいなぁ

過去の私のように、何が自分に合うのかわからない方は特に、次にお話しする「自己分析(振り返り)シート」を作るのがおすすめです。

これまでの経験・得意なことを客観的に認識できて、自分に合う事務職を探しやすくなります。

この先の「応募書類作り」や「面接」でも役に立つので、最低限取り組んでみましょう!

「キャリアの棚卸し」と「好き、嫌いの把握」

転職活動をしていくと、履歴書作成や、面接など
自分を売り込まなくてはいけない場面があります。

そんな時のために、最初のステップとしてするべきなのが、「自己分析(振り返り)」です。

具体的には「キャリアの棚卸し」と「好き、嫌いの把握」をします。

何だか難しそうと思う方は、テンプレに沿って書き出してみましょう。

フォーマットは転職・求人サイトTypeさんのこちらのフォーマットをダウンロードして使いました。

私は上記のフォーマット、STEP4~5にある「反省」「やりがい」等の項目の他に、自分で経験した職場ごとの「退職理由」「好きだったところ」を追加して使用していました。

自己分析(振り返り)シートにまとめる内容例
  • 職場での自分の役割
  • 好き・得意だった仕事、やり甲斐を感じられたこと
  • 嫌いだった仕事、苦痛だったこと
  • 身につけたスキル
  • 退職理由

自分のスキルや経験、好き・嫌いは書き出すことで客観的に把握しやすくなります。

一度整理しておくと、面接で聞かれた時にも答えやすくなりますよ。

お悩みDH
お悩みDH
スキルの棚卸はいいとして、好き嫌い把握も必要?

自分が何が好きで、何を苦痛に感じるか把握しておくことは、自分に合った仕事・職場探しのためには重要です。

例えば、「〇〇歯科は平均年齢が高くて、落ち着いてて好きだった」
という「好き」があるなら、それも次の職場探しの1つの判断基準になります。

自分の振り返りシートを作るメリット
  • 履歴書作りに役立つ
  • 面接での回答に使える
  • 求人が自分に合うか判断しやすくなる
  • エージェントにスキルや好みを伝えやすくなる=マッチした求人を紹介してもらいやすい

【スマホでOK】手軽な自己分析ツール

ミイダス公式サイトより引用

ミイダスコンピテンシー診断も自己分析に役立ちます。

質問に答えるだけで「自分の適性」がわかります。

  • 仕事をする上での特性
  • 向いている職種
  • ストレスを感じやすい要因
  • どんな上司や部下と相性がいいか

求人探しのツールとしても使えますが、無料の診断利用だけでもOKです。

同時に今の自分の市場価値もわかります。

スマホやPC上のみで診断できるので、手軽に自己分析してみたい人におススメです。

\質問に答えで自己分析する/
無料適性診断

書類選考で残る応募書類作成のポイント

選考までの流れの中で、最初の関門となるのが『書類選考』で残ることです。

採用担当は応募者全員と面接は行えないため、「履歴書」や「職務経歴書」を判断材料にして、面接する人材を見極めます。

そのため、書類の書き方ひとつで選考結果は大きく変わる可能性があります。

応募書類作成のポイント
  • 具体的な取り組みが記載されてるか
  • 履歴書と職務経歴書で一貫性のある内容か
  • 読みやすい工夫はされてるか(見出し・箇条書き等)
  • 応募先に合わせたスキルのアピールができてるか
  • 読み手を意識した書き方か(専門用語注意)
  • 誤字脱字がない
  • 入退社年月日は正しいか
  • 西暦・和暦や文体の統一感はあるか
お悩みDH
お悩みDH
転職活動が初めてで、書類の違いがわからないのだけど・・・

そんな方は、次を参考にしてみてください!

履歴書とは?職務経歴書とは?簡単に!

履歴書:応募者のプロフィール確認の書類
職務経歴書:業務経験と、スキルの確認の書類

履歴書見本

履歴書はフォーマットがある程度決まっています。

内容は、氏名や連絡先、学歴、職歴等の基本情報を記入します。

職務経歴書見本

職務経歴書はA4用紙1〜2枚、多くても3枚程度にまとめるのが一般的ですが、履歴書ほど形式は決められていません。

自由度が高い分、自分でレイアウトも綺麗に工夫する必要があります。

これまでにどのような仕事に携わり、どのような経験や技能を持ち、それをどう活かすことができるかを採用担当に伝える役割があります。

フォーマットは、転職サイト等でダウンロードもできますし、履歴書作成アプリで作成することもできます。

「自己PR」は応募先の仕事との共通点から作る

お悩みDH
お悩みDH
自己PRって何を書けばいいだろう?

まずは、応募先の仕事内容をよく調べましょう。

そして、経験してきた仕事との共通点を探すところから始めてみると作りやすいです。

歯科スタッフ→事務職でもアピールしやすい取り組み
  • 業務改善系
    (効率化・マニュアル化など)
  • マネジメント系
    (新人指導・スタッフ教育など)

この2つは、事務系職でもアピールしやすいです。

特に20代後半以上の方は、与えられた仕事を頑張ってきたというだけでは、正直苦しいです。

自己分析(振り返り)シートを再確認して、評価につながりそうな経験を探してみてください。

誰に言われたわけでもなく、主体的に取り組んだ経験があれば、そのエピソードを書いてみましょう。

自己PRや志望理由は、履歴書と職務経歴書の両方に同じ内容を書いてもOKです。

むしろ、全然違う内容だとおかしいので一貫性はもたせましょう。

お悩みDH
お悩みDH
中々、具体的なエピソードが思い浮かばない!

これといって語れるエピソードがない場合は、日頃仕事をする上で工夫していたこと・心がけ等からアピールできそうな事を見つけてみましょう。

事務職で評価に繋がる経験や姿勢

多くの人と接してきた経験

事務職=サポート的な役割です。

「周囲に配慮する力」等、様々な立場の人とコミュニケーションを円滑にとってきた経験は活かせるはずです。

仕事の正確性・スピード

事務職で大切なのは、正確さと、ある程度のスピード感です。
そのため「ミスを減らすための工夫」「効率よく進める工夫」といった姿勢は、評価につながるでしょう。

マルチタスクで仕事してきた経験

マルチタスク=「複数の業務を短時間で切り替えながら、同時並行で仕事を進める手法」です。

仕事先にもよりますが、事務の仕事は守備範囲が広いのでマルチタスクになりがちです。

例えば、書類作成しつつ、電話対応、会議の準備など複数の業務を柔軟にこなす対応力が必要です。

歯科の仕事も、常に優先順位をつけて、切り替えながら行う仕事が多いので、アピールしやすい部分ではないでしょうか。

専門用語NG!読み手を意識して書こう

意外と盲点になりやすいのが、読み手に合わせた書き方ができるか?です。

例えば、今までの担当業務に『TBI』と書いても、歯科業界以外の人には伝わりにくいですよね。

患者指導や説明と言い換えたほうが伝わります。

事務職を希望するのに、SRP等の、歯科衛生士の技術的な業務の詳細ばかり書いてもしょうがないです。

応募先で活かせそうな経験を多めに書いてみてください!

元DH・DAが事務職に活かせる業務経験例
  • 受付や電話対応
  • 患者説明
  • カルテ管理や入力
  • 説明資料作成
  • マニュアル作成
  • 在庫、備品管理
  • 業者対応
  • 院長のスケジュール管理等、秘書的業務

面接対策に…転職・退職理由を整理して言い換え

転職したいと考えている理由は何でしょう?
厳密には、退職する(した)理由は何でしょう?

ちるこ
ちるこ
自己分析で書き出した、退職・転職理由を見つめ直してみよう!
私の場合の転職・退職理由
  • DHは人との距離感が近すぎてストレス
  • 弱視、頭痛肩こり、体力的にDHは厳しい
  • もう少しプライベートも大事にしたい
  • 事務は歳をとっても、体力の負担が少なそう
  • マニュアル作成などのPC作業が好き
  • 対患者貢献より、対スタッフ貢献にやり甲斐を感じる

転職を考えている方は、前職に対して何らかの不満や物足りなさがあるものと思います。

中途採用で選考される場合、何故転職するのか?は100%聞かれます。

歯科のスタッフだった人が、何故うちの事務職に?と疑問に持たれます。

注意したほうがいいのが、多くの場合、面接官は転職理由と退職理由の両方が知りたいということです。

お悩みDH
お悩みDH
はい!違いがわかりません!

転職理由→未来を考え、転職先でしたいこと(ポジティブ)

退職理由→退職のきっかけ(ネガティブ)

こんなイメージで考えてもらえるといいと思います。

ここで、重要なのが面接で伝える時の配分、伝え方です。

転職・退職理由を伝える時のポイントと具体例

面接で転職・退職理由を聞かれた時の答え方のポイント・具体例を紹介しますね。

  • 転職理由8割+退職理由2割で伝える
  • ネガティヴな内容は前向きに言い換える

特にネガティヴな前職の不満ばかりの伝え方になると、イメージが悪くなるのは想像できますよね。

実際に私は、こんな感じの伝え方をしました。

訪問歯科関係の事務部に内定を頂いた時の一例です。

本音
前職は、残業も多くて体調を崩してしまいました。
人間関係も悪かったため、とても長く続けられる気がしませんでした。
患者さん対応にはやりがいを感じられず、スタッフに貢献する事とPC作業が好きなので、注力したくて志望しました。

言い換え
前職は、古くから根付いたフローを大事にする風習がありました。
その影響か、残業時間が月〇時間を超える事も多かったです。
フローの改善を提案しましたが、叶わず、長く続けるのは厳しいと判断しました。

御社では事務スタッフとして専門的に業務を行うことで、共に働く方々をサポートでき、歯科医療にも貢献できることに魅力を感じ志望しました。
これまでの経験の中でも、資料作成や管理業務など、共に働くスタッフの方々を支援をすることが得意だと感じたため、注力したいと思っています。

歯科医院にて、職種に関わらずコミュニケーションをとってきた経験も活かせると思います。

訪問歯科のレセプトなど、専門的な業務にも挑戦できる御社で、細やかな気配りのできる事務員として成長していきたいです。

言い換えた後のほうが、前向きなイメージになったと思います。

ちるこ
ちるこ
嘘や建前で固めた理由を用意するより、なるべく本音を言い換えるのもポイント!

建前や嘘を言ってしまうと、突っ込んだ質問をされた際にボロがでるかもしれません。

例え内定がもらえても、入社後にミスマッチが起こる可能性もあります。

多少の誇張やアピールは必要ですが、本音ベースで前向きな、一貫性のある回答を心がけると良いと思います。

事務職転職成功までにしたこと まとめ

事務職へ転職成功するまでにしたこと
  1. 事務職の種類を知っておく
  2. 勉強と資格取得
  3. 自己分析(振り返り)
  4. 応募書類作り込み
  5. 転職・退職理由を前向きに表現(面接対策)

特に必須だと感じたのが、自己分析(振り返り)です。

事務職は、競争率が高く人気の職業なので、選考で残るには

「自分の良さが伝わる応募書類作成」
「一貫性のある志望理由」
「経験に基づいた、オリジナリティある自己PR」

こういったものが必要です。

自己分析がしっかりできているからこそ、準備できるものだと思います。

歯科衛生士から、事務職への転職は決して簡単ではありません。

特に、歯科や医療と全く関係のない業界への転職は、わかりやすくアピール出来るものが少なく、苦労しました。

ですが、しっかり準備して臨めば、無理ということはなかったです。

ちなみに私は、より自分の働きやすさを求めた結果、何度か転職をしています。

歯科衛生士→内科の医療事務→法人歯科の総務事務→企業の総務事務

結果的に、段階を踏んでオフィスワークに近づけました。

歯科衛生士から、医療事務への転職は、思いのほかスムーズに決まりました。

同じ「医療」というキーワードが共通したのが、よかったのだと思います。

受付や患者対応など、共通した業務もあるので、経験も活かしやすいです。

ただ、私のように遠回りせずに、一般事務等のオフィスワーク希望の場合は、エージェントを使って仕事を探してもらうのが近道だと思います。

大手転職エージェントのリクルートエージェントあたりは登録しておきましょう。

エージェントさんとの相性が心配なら、転職エージェントナビで転職アドバイザーを通して探す方法もあります。

まだ、本当に転職するか決めてなくても、登録してOKです。

ちるこ
ちるこ
特に未経験の場合は、仲介役がいてくれると心強いです。
派遣事務への転職時に、実感しました。

今回お伝えしたような、応募書類の添削や、面接対策の支援も受けられるので、利用して有利に転職活動をすすめてくださいね。