【HSP】仕事が続かないのは甘え?歯科衛生士を辞めようと思った6つの理由
仕事が続かない自分って、「甘えかも…」って思っちゃうこと、ありませんか?
- 「仕事を辞めるのは甘え」だと思ってる
- 「自分だけ根性ないのかな…」と責めてしまう
- 毎日疲れてクタクタ
- HSPの自覚がある
私も元歯科衛生士として働きながら、「続けるべきなのか」「手放していいのか」をずっと行ったり来たりしていました。
この記事では、私が歯科衛生士を続けられなかったリアルな理由をお伝えしていきます。
この記事を読むことで、「もう少し、自分の気持ちを大切にしてみようかな」
そんなふうに、ほんの少しだけ心が軽くなるきっかけになれたらうれしいです。
歯科衛生士が続かなかった6つの理由
歯科衛生士として働く中で多くを学び、先生やスタッフとチームで患者さんを支えるやりがいも感じていました。
一方で、心や体が追いつかない日も増え、「どうしてこんなにしんどいんだろう」と悩むことも。
- 一日中、人と関わり続ける
- 患者さんの痛みに敏感すぎる
- 体調不良でも休みにくい
- 毎日が緊張とプレッシャー
- “頑張って当然” の文化がしんどい
- 眼精疲労と頭痛の限界
後に、自分はHSP気質だ・・・と気づくことになるのですが、歯科衛生士をしていた頃は「HSP」の存在すら知りませんんでした。

私が歯科衛生士を続けられなかった理由を正直にお話しします。
一日中、人と関わり続ける仕事
歯科の仕事って、朝から晩までずっと誰かと関わってるんですよね。
患者さん対応がメインで、1人になる時間なんてほとんどありません。
最初は“コミュニケーションが好きな人”を演じて乗り切っていましたが、ふとした瞬間にどっと疲れが出る。

休憩も周りに合わせ続け、2年目には限界を実感しました・・・
昼休みは「眠いから受付で休むね」と言って、ひとり静かに過ごす時間をつくっていました。
たった30分でも、心が少し軽くなったんです。
この頃の私は「人といると疲れるタイプ」だなんて、うすうす気づいていながらも認めたくなかったんですよね。
“みんな普通にやってるのに、なんで私だけ疲れるんだろう”って。
体調不良でも休みにくい
自分の枠に患者さんの予約が入るため、休みにくいんですよね。

お腹痛いけど…休むと迷惑かけちゃう
休む=患者さんにキャンセルの連絡をしてもらうことになります。
受付さんの仕事も増えるので、腹痛や軽い頭痛くらいじゃ休めません。
休みや遅刻=罪悪感!!!
ちょっと休むだけでも「ごめんなさい…」って気持ちが大きくなりがちで、
電車遅延しそうな日なんて、もう朝からヒヤヒヤしてました。
しかも休んだ分の患者さんは、後日にぎゅっと詰め込まれるから、病み上がりでフラフラのまま対応することもあって…。
集中力が必要な仕事なのに、万全じゃない状態で診るのは本当にしんどかったです。
患者さんの痛みに敏感すぎる
歯科って、どうしても患者さんにちょっと負担をかける場面、多いんですよね。
例えば、SRPやP検査、印象なんかも。苦手な人いますよね。

「痛くないように…大丈夫ですか?」って声掛けしながら、丁寧にやってるつもりでも…
それでも辛そうな顔される瞬間ってある。
その度、痛みに感情移入してしまい、自分も辛くなる・・・
「これって本当に患者さんのためになってる…?」って不安になることも、ありました。
私は、世に言うHSP気質なんだと思います。
“人の痛みや感情に敏感”な性質は医療従事者としての長所ですが、当人はかなり消耗します…
“人といるだけで消耗する感覚”も、HSPという気質を知った時に腑に落ちました。
毎日が緊張とプレッシャー
事務系の仕事は、間違えてもスグ訂正すればセーフなこともありますよね。
でも、歯科での仕事は人相手なので「失敗したから訂正」が許されにくいです。
「あぁ…また上手くいかなかった…」
矯正のアタッチメント装着で再挑戦することもありました。
インビザラインの施術で、レジンを照射して歯につけるんですが、部位によってはかなり難しくて。唾液の量やレジンの感触、室内のライトの状況にも左右されます。
1回で上手くいかないことも少なくありませんでした。

1~2回なら「すみません」で済みますが、3回目以降はかなり気まずい・・・
その場で、患者さんを待たせて、時間内にきれいに…
泣きたくなるくらいプレッシャーでした。
「次回までに仕上げておきます!」と言える仕事だったらどんなに楽か…。
“頑張って当然” の文化がしんどい
歯科衛生士の世界には、休みの日までセミナーに行って技術を磨く人もいます。
すごいことだし尊敬もしますが、私は正直、休まないと体がもたないタイプでした。

私もそれなりに診療後に残って練習したり、時々はセミナー参加もしていましたが・・・
人より不器用なんだから、もっと頑張らなきゃって思うのに、うまく頑張れない。
もっと頑張れる人もいるのに、自分は甘えてる気がして・・・自己肯定感も下がりっぱなしでした。
眼精疲労と頭痛の限界
細かい作業のためか、気づけば肩はガチガチ、目は常に重たくて。
「なんか最近、やたら見えにくい…」
眼科では眼精疲労といわれ、こまめに休憩するようにと。
とはいえ、ただでさえ少人数な職場。私だけ、ちょこちょこ休憩は取りにくいのが現実です。
最初はやり過ごしていたのですが、そのうち休んでも回復が追いつかない状況に。
頭痛もセットでついてくるようになりました。
気づけば、「仕事=痛みに耐えること」になっていたんです。

あぁ…まだ30代なのに、こんな理由で辞めたいって思う自分、情けない・・・
「辞めよう」と思ったきっかけ
毎日「もう続けるのしんどいな…」と思う瞬間がありました。
ただ、国家資格まで取ったことを考えると、すぐに辞める決断はできませんでした。
それでも、いくつかの出来事がきっかけで、ふっと冷静になれた瞬間がありました。
手術してまで続けたくない
視力低下や眼精疲労がつらくて、先輩に話したときのこと。
返ってきたのは――

レーシック手術してみたら?
その先輩は、まさに歯科衛生士=天職のような人。
きっと、当たり前の選択肢として言ってくれたんだと思います。
でも正直、私はその言葉を聞いた瞬間に「……そこまでして続けたい仕事じゃないかも」と思ってしまいました。
心のどこかでは、
“ここまで頑張ったんだから、もう辞めてもいいんだよ”
そんな優しい言葉を期待していたのかもしれません。
この出来事がきっかけで、「本当にこの仕事が好きな人」と「自分」は、根っこの感覚が違うんだな気づきました。
パソコン作業が落ち着く
歯科で働く中でも、妙に集中できる業務がいくつかありました。
- 勉強会の資料づくり
- 業務マニュアルの作成
- 医院ブログの記事を書く
どれも、パソコンを使って「文章をまとめたり」「整理する」仕事。
気づいたら時間を忘れて、夢中になっていました。
しかも、いちばん集中できたのが診療後の静かな院内。
みんなが帰ったあと、一人で残って黙々と作業する時間が心地よくて。
「あれ、私…この時間が一番好きかも」
歯科衛生士のメイン業務より、正直こっちの方がずっと楽しかった。
この頃から、ぼんやりと考えるようになりました。
「もしかして、私が本当に向いてるのって、こういう“コツコツ作業する仕事”なんじゃ?」
理想の自分を演じてた
私はもともと人見知りで、1人で過ごす時間が好きなタイプです。
ひとりで考えたり、散歩したりすると頭がいちばんクリアになるし、落ち着くんですよね。
でも、社会に出てからは「人と関わるのが苦手な人」だと思われると損をする気がして、“もっとスマートに話せる大人にならなきゃ”と焦っていました。
そこで思ったんです。

歯科衛生士になれば、人と接する仕事を通して自然に変われるかもしれない!!!
歯科衛生士は、自分の手で稼げて、人と話すのも上手で、どこでも働ける。
当時の私にとっては、まさに“理想の大人像”でした。
実際、仕事の場では “そこそこ社交的な人” を演じることはできました。
でも、心のほうはどんどん疲れていって…。
気づけば、
「あれ、私ってこんなに我慢して生きなきゃいけないんだっけ?」
と、自分でも驚くくらい無理をしていたことに気づいたんです。
あの頃の私は、「頑張る=無理をすること」だと思い込んでいました。
“なりたい自分”を目指すのも大事だけれど、
“ありのままの自分”を活かせる環境のほうが、ずっと生きやすい。
今はそう思えるようになりました。
辞めた後どうしよう?
歯科衛生士を辞めたあと、「この先どう働くか?」をいちから考え直しました。
無理に同じ道に戻らず、まずは自分に合う働き方を探すところから始めたんです。
そして行き着いたのが、医療事務でした。
他の医院に転職?
最初に頭をよぎるのが、別の歯科医院への転職。
もし私の辞めたい理由が「人間関係」や「給料」だったら、他の医院に転職することも考えたかもしれません。
でも、私の場合は根本的に「歯科衛生士の仕事そのものが合わない」と気づいてしまったんです。

だからこそ、素直に歯科衛生士は続けないという選択をしました。
やりたいことなんて見つからない
じゃあ「次にやりたいことは?」と聞かれても、正直なにも思い浮かびませんでした。

だって、やってもいないうちから「これがやりたい!」なんて、わかるはずがない!!!
むしろ、やってみて少し結果が出たときに、「あ、これがやりたいことだったのかも」って気づくんじゃないかと。
だから、消去法で考えてみることにしました。
「やりたいこと」はなくても、「やりたくないこと」ならハッキリしていたからです。
- 人に施術する仕事(プレッシャーが大きくてストレス)
- 自費メニューのご案内など、営業っぽいこと
- 常に笑顔で対応し続ける接客メインの環境
歯科衛生士を経験したことで、こういう部分が自分には合わないとわかりました。
そして、残ったのは――
「PCに向かって作業するような事務系の仕事」
歯科でも、マニュアルや資料作りは嫌いじゃなかった。
そう思って、次は事務職という方向に決めました。
医療事務に挑戦してみよう
「事務職がいいかも」と思っても、じゃあ“何の事務”をやるのか?
正直、ここでもまた立ち止まりました。
企業の「経理・労務・人事系の事務職」に入れればベストだけど、今とのギャップがありすぎる。

30代だし、経験がないとお話にならなそう・・・
今の経験を少しでも活かして、上手く次のキャリアに繋げるには・・・
そこで目に留まったのが、「医療事務」でした。
- 歯科での受付・説明経験は活かせる
- 患者さんと密接に関わらない
- 事務メインで自分に合いそう
同じ“医療の現場”なら、まったくの異業種ってわけでもない。
歯科衛生士のように「患者さん施術メイン」ではないし、どちらかというと医師や看護師のサポート的役回り。
「これなら、心身のバランスを保ちながら続けられそう」
そう思って、医療事務への転職を決意しました。
結論、私には医療事務も続かなかったのですが、続けられるタイプの人もいると思う。
仕事が辛すぎるなら、合っていないサインかも
我慢の時間はもったいない
もちろん、続けたからこそ見える景色もあると思います。
でも、仕事って1日の大半を占めますよね。
もっといえば、1日8時間、1年のうち245日は働いているんです。
だから、無理に我慢し続ける時間が長いのは、やっぱりもったいないと思うんです。
辞めた先で見えたこと
辞めたからといって、すぐに幸せになるわけじゃなかったです。
でも、前よりは合う仕事のためか、努力がそれほど苦ではないし、スキルアップもスムーズ。
実際に私が続いた仕事の話はこちらでお話しています。
自分に合う仕事や環境って、驚くくらい自然に時間が過ぎていくことに気づきました。
「まだ12時…じゃなく、もう12時?もう1年?」って感覚。

歯科衛生士の時は、1日って長いな、1日身体もたない・・・・って感じだったのに
毎日が長くて、辛くて仕方ないなら、仕事が合っていないサインかもしれません。
まとめ 甘えてもいいんだな、って思ったこと
仕事続かない=甘えと言われる本当の理由
仕事が続きにくいHSPは何かと「甘えてる」と思われることも多いかもしれません。
でも、これって日本の昔からの考え方に洗脳されてるところも少しあると思うんです。
「3年は続けろ」「我慢が美徳」
…みたいなやつですね。
あとは、「雇う側の都合」もあります。
会社の経営者側からすると、みんなに簡単に辞められては事業が成り立たないです。
極端な話、長く続けてくれる人が「正義」で、続かない人は「悪」なんです。
だから、変わらないでいる選択は“甘え”と言われないのに、変える選択は“甘え”扱いされやすいんだと思います。
でも、自分の決断が甘えか最終的に判断できるのは「自分だけ」です。

冷静に考えると、「自分はクズだ・・・」と悲観的になって一番自分を攻撃してるのは、「自分自身」だったりします・・・
甘えも、頑張りも、どっちも必要
「これって甘え?」と誰かに聞きたくなることもあるけど、
たとえ甘えだったとしても、それが自分に合う選択を見つける一歩になるなら問題ないと思うんです。
HSPだから優遇してもらえるとか、頑張らなくてOKということではないです。
もちろん、甘えっぱなしだと幸せには近づきにくいとも思います。
でも、“甘えて逃げた先で、ちゃんと頑張れる場所に出会える”ってパターンも普通にあります。

少なくとも私は、「仕事を続けない」という選択をしたことで、前よりずっと頑張れるように、そして確実に生きやすくなりました。
私の経験から伝えたい、無理せず生きる働き方
私は“変わりたい願望”のせいで遠回りもしたけれど、最初から“ありのままの自分”を受け入れて仕事を選べていたら、もっと迷わずに進めたのかもしれません。
もしこれを読んでいる方がまだ若いなら、自分の気質に逆らわずに選ぶほうが、結果的に長く続くと思います。
そうでなくても、私みたいに途中から軌道修正して自分の居場所を見つけられる人もいます。
だから、どうかあまり気負わずにいてほしいです。

