【HSP】医療事務は向いてない5つの理由|1年半の経験本音&メリット・デメリット

医療事務に興味はあるけど、HSPの私でもやっていけるのかな…?
そんな不安を抱えている人って、多いと思います。
調べても “向いてる・向いてない” の意見がバラバラで、余計に迷いますよね。
だからこそ今回は、医療事務として1年半働いたHSPの私のリアルな経験をまとめました。
そんな人に向けて書いています。
◆結論:HSP × 医療事務、私は向いてなかった
1年半頑張ってみたけれど、結論は「続かなかった」。
HSPにとって医療事務って消耗しやすい環境であることが多いです。
でも、HSPでも環境とタイプがハマれば続く人は普通にいるとも感じました。
この記事の前半では、私が医療事務で消耗した理由。 後半では、HSPでもこんな人なら続くかも…ってポイントをまとめています。

これから書くリアルな話が、ムリせず進める道を選ぶヒントになれば嬉しいです。
HSPが続いた仕事を早く知りたい!という方は、実際に私が続いた仕事の話をこちらにまとめています。
実際に働いて「HSPが医療事務に向いてない」と感じた理由
医療事務として1年半働く中で、HSPの私には負荷が大きいと感じた場面がいくつもありました。
ここでは、特にしんどかった理由をリアルな体験を交えてまとめています。
- 常に急かされる
- とにかくマルチタスク
- 監視される環境
- 女性の職場特有の同調圧力
- 長時間労働になりやすい
常に急かされる
医療事務って、基本誰かを待たせてる状況が多いんです。
だから、どこにいても「急いで」 の空気が。
- 受付:列ができると「早くして」の圧力
- 会計:診療後の患者さんから “まだ?” の視線
- 外来:PC台数が少なく、予約・入力を急ぎながら譲り合う
慎重に作業していると、先輩や看護師からも「まだ?」と言われたり、視線で急かされたりします。
- 丁寧にミスなくやりたいのに、急かされて頭が真っ白に
- 「早くして」の空気を敏感に拾うので、余計に焦る
- 焦る → ミスる → 落ち込む の負のループに入りがち
HSPからすると、この「常に急かし×慎重派泣かせ」の環境は、正直かなりしんどかったです。

一日働くと、心のバッテリーが全部もっていかれる感じでした。
とにかくマルチタスク
医療事務って、1つの作業に集中できる時間がほぼゼロなんです。
- 保険証確認・入力しながら、別の患者さんの対応
- 電話を取りながら、会計の確認や入力も並行
- 検査の説明の合間に、予約の入力
私も、患者さんに説明してる最中にインカムで別の確認が飛んできて、頭がパンクしそうになったことが何度もありました。
- 集中が寸断されまくるので、落ち着いて作業できない
- 切り替えまでの“間”を許してくれないスピード感
- 不完全な状態で作業を中断させ、不安が積み重なる
簡単な作業なら同時進行できても、細かい入力や確認が多い医療事務は一気に負荷が跳ね上がる。
HSPは物事を深く考える傾向にあるので、多くの情報をインプットして処理するのはかなりストレスになります。
監視される環境(粗探し・常に評価される)
医療事務は、ミスNG×スピード重視×マルチタスクの仕事。
さらに、医師・看護師がいる組織では、医療事務は“下っ端”になりやすい。
その結果、事務長や先輩が「部下をきちんと統制できているか」を見られやすく、後輩へのチェックが細かくなる構造があります。
つまり、上の人の器が小さいと、どうしても“監視・粗探し文化”が生まれやすい職場になってしまいます。
HSPは人の視線や評価に敏感なので、かなりのストレスになります。
よく言えば、面倒見がよいとも言えますが、過剰に監視される環境はHSPじゃなくてもキツイですよね。
- 小さな指摘でも必要以上に自分を責めてしまう
- 「また何か言われるかも」と常に緊張
- 常に評価されている感じが落ち着かない
私が実際に経験したこと
私がいた職場は、事務長がかなりの完璧主義のため細かく「監視」されていました。
- 忙しそうな看護師を手伝うと「今は受付を優先して」と矛盾したダメ出し
- 話しかけられて反応が少し遅れただけで「態度が気になる」と指摘
- 後輩の年賀状の書き方までチェックして「常識を教えておいて」と言われる
事務長に嫌われると仕事がやりにくいので、先輩スタッフも後輩を細かくチェックするように。

職場全体が“粗探しモード”に染まっていく感じでした。
これは極端な例ですが、少人数で距離が近い職場は特に、上司の性格に振り回されます。
女性の職場特有の同調圧力がある
医療事務は女性比率が高いので、「空気を読む・輪から外れない」という暗黙ルールが強めに働くことがあります。
仕事そのものより、人間関係の温度管理にエネルギーを使う瞬間が多いんです。
- 空気を読みすぎてしまう
- 波風を立てたくない気質
- 自分のペースより周囲を優先しがち
HSPだと、場の空気や他人の感情の温度を敏感に拾うぶん、「言った方がいい」と分かっていても意見を出せないことはありませんか?
みんなと同じ動きをしないと…と無意識に自分を追い込んでしまうことも多い。
残業前提の空気や“暗黙ルール”が強い環境ほど、気づけば自分の体力・メンタルが先に削れていきます。
私が実際に経験したこと
私の体験をもとに、同調圧力があるとどんな感じになるか、一例をお話します・・・
- 残業前提の流れが固定化
- ルール変更はタブーな空気
- 休日出勤は“平等”が当たり前
私の勤め先では、事務長が決めた業務ルールで、どうしても“残業でカバーする前提”になっていました。
本当は、院長に相談して業務時間内で回せる仕組みに変えてもらう方法もあったと思います。
でも、改善案を出すこと自体がタブーな雰囲気で、誰も言い出せない。
休日出勤も“できる人だけでOK”のはずが、実際は全員で平等に出る空気があり、休みたくても合わせ続けるしかありませんでした。

“声を上げたら浮くかも…”という圧力が、一番しんどかったところです。
長時間労働になりやすい
医療事務って、どうしても “その日の仕事が全部終わるまで帰れない” 仕組みになっています。
- その日の来院数次第で勤務時間が簡単に伸びる
- 清掃・締め作業・事務処理が残りやすい
- 診療終了=帰宅 にはならない
私の職場は「受付時間までに入った患者さんは全員診る」方針で、18時受付終了でも、その時点で20人残っていたら+2時間コース。
そこから締め作業・掃除・残務を終えてようやく退勤。
例えばインフルエンザワクチンの時期は、さらに書類確認があり、気づいたら22時〜23時 の日もありました。
- 突発残業が多いと、生活リズムも心の余裕も崩れやすい
- 業務量が読めず、1日の終わりが見えないこと自体がストレス
- 責任感が強くて “今日は帰りたい” と言い出しにくい
HSPは「頼まれたら断れない」「期待されたら応えなきゃ」と思いがち。

私も“今日こそ早く帰ろう”と思っていても、 患者さんが多い日は 結局すべてを背負ってしまう 感じでした。
家事の時間がずれて、家族に気を使ったり、 “今日いつ帰れるのか読めない日々” が積み重なると、心がじわじわ削られていきます。
「HSPが医療事務に向いてる」と思った部分
医療事務をしてみて、HSPの特徴を活かせる場面もありました。
ここでは、私自身の体験を交えて、どんな部分で「向いている」と感じたかを整理しています。
- 仕事が丁寧だから信頼される
- 観察力高いから後輩指導が得意
- 患者さんの求めることを察知できる
仕事が丁寧だから信頼される
- ミスを避けるため、確認やチェックを丁寧に行える
- 細かいルールやマニュアルをきちんと守れる
HSPは慎重な性格であることが多いです。
例えば、在庫が減っている薬品や備品にいち早く気づけたりします。
検査予約表を見て、「この患者さん、準備に時間がかかるタイプだけど本当にこの時間で大丈夫?」と気になって看護師に相談したら、やっぱり時間変更になった…ということもありました。

“用心深さ”が評価されて、「安心して仕事任せられるよ」と言ってもらえたこともあります。
観察力高いから後輩指導が得意
- 後輩を自然に気に掛けられる
- 先回りしてサポートできる
- 自分の経験を活かした効率のいい指導ができる
観察力の高さは、HSPならではの強みです。
責任感も強いから、後輩指導を任されると自然に気を配れます。
後輩を見て「困っていそう」といち早く気づき、そっとフォローできることも。
それにHSPって、自分がやらかしたミスも細かく覚えてるタイプではないでしょうか。
「ここでつまずくよね…」と同じ失敗をしないように先回りして教えてあげるのも得意なんです。
患者さんの求めることを察知できる
- 患者さんの不安な気持ちを察知できる
- 察した空気から、トラブル回避の行動がとれる
HSPは人の表情の変化や場の空気に敏感です。
「この人ちょっと不安そうだな」「急いでそうだな」「イラついてるかも」みたいな空気を、言葉がなくても察っすることってありませんか?
私も、検査前の患者さんが戸惑ってるのに気づいて声をかけたら、「ありがとう、安心できました」と感謝されたことが何度かありました。
逆に、患者さんの不安に気付けずスルーしてしまうと、後々クレームになったりするんですよね・・・(わかりにくい、説明が少ない、雑に扱われた・・・)

医療現場では、こうした“気づく力”がそのまま強みになるシーンが結構あります。
HSPが医療事務をするメリット・デメリット
HSPが医療事務を選ぶ際のメリット・デメリットはこちら。
- 「合わない」と思ったら次を探しやすい
- 柔軟な働き方がしやすい
- リモートワークの道もある
- 人の入れ替わりが発生しやすい
- 外れを引くとダメージが大きい
- 給与水準が低めで不安になりやすい
ひとつずつ、解説していきます。
HSPが医療事務を選ぶメリット
①「合わない」と思ったら次を探しやすい
医療事務は求人が全国に多く、転職のしやすさが大きな強みです。
HSPにとって重要な「人間関係・雰囲気・働く環境」を重視しながら動けるのがポイント。
- どの地域でも求人数が多い
- 経験者なら年齢で落とされにくい
- 小規模~大規模まで職場の選択肢が幅広い
もし働いてみて「ちょっと違うな…」と感じた場合も、無理せず次の職場へ動きやすいのは大きなメリットです。
②柔軟な働き方がしやすい
医療事務は職場によって働き方の選択肢がかなり広め。
その時の体力や生活リズムに合わせて調整しやすいのが魅力です。
- 時短勤務
- 午前のみ勤務
- 週数日だけの勤務
- パート・派遣でゆるめに働く
フルタイムがきつい時期でも、無理なく働き続けられるスタイルを選べるのは大きなメリットです。
③リモートワークの道もある
レセプトチェックの在宅ワークや外部委託は、ここ数年でどんどん増えています。
特に訪問診療のレセプト経験がある人は需要が高く、在宅案件でも求められやすいのが特徴です。
- 静かな環境のほうが集中できる
- 人との距離感を自分で調整したい
- 雑音や空気感で消耗しやすい
スキルさえ磨けば、「人間関係に消耗しない働き方」を実現できる可能性が広がるのは大きなメリットです。

経験が浅いと少し敷居が高いけど…最終的にここを狙うのは、全然アリだと思います!
HSPが医療事務を選ぶデメリット
①人の入れ替わりが発生しやすい
医療事務は女性が多い職種で、出産・家庭の都合での退職が起こりやすいのが特徴です。
- メンバーが頻繁に変わる
- 空気や関係性がリセットされる
- 新しい人に合わせる負荷が大きい
そして、人の入れ替わりのたびに通常業務+引き継ぎ作業が発生して、負担は確実に増えます。
環境の変化に敏感なHSPほど、ここはネックになりやすい部分です。
②外れを引くとダメージが大きい
医療事務は少人数体制の職場が多いため、環境のクセがそのまま働きやすさに直撃します。
- 事務長のクセが強い
- 院長の気分で運営が変わる
- 人間関係の距離感が独特
組織が小さいぶん、良い環境=天国/悪い環境=地獄という落差になりやすいのが実情です。
そのため、外れ職場に当たったときのストレスは大きく、HSPには特に大ダメージに。
③給与水準が低めで不安になりやすい
医療事務は全体的に給与水準が低めで、昇給幅も小さめという特徴があります。
- 経験を積んでも年収が大きく上がりにくい
- そもそもの給与水準が低めで、将来に備えづらい
- 長く働くなら職場選びがかなり重要
若いうちはあまり気にならなくても、30代・40代になると同年代と比較して将来の収入面に不安が出てくることも。

HSPは“将来の不安”を感じやすいタイプでもあるので、この点は事前に知っておくと心の負担が減るはずです。
こんなHSPなら医療事務を続けられるかも
実際に働いてみて、正直HSPは医療事務と相性が悪いと感じる場面のほうが多かったです。
でも、環境の選び方やその人のタイプ次第では、無理なく続けられるケースもあると感じました。
ここでは「こんなHSPなら続けられるかも…」という条件をまとめています。
- 外向型HSPで、人と関わるのが好き
- 「合わなければ次」と割り切れる人
- レセプト業務メインの職場を選べる
- 運よく人間関係のよい職場に入れた
① 外向型HSPで、人と関わるのが好き
HSPの中でも“外向型”タイプは、ほどよく刺激があったり、人と接する仕事が苦にならなかったりします。
【外向型HSPってこんな感じ】
- 人と話すのは「結構好き」
- 適度なコミュニケーションが心地いい
- 一人きりより、ほどよい人の気配がある方がラク
医療事務は患者さんやスタッフとの関わりが多い職種なので、人と話すことがエネルギーになるタイプなら続けやすい傾向があります。
② 「合わなければ次」と割り切れる人
医療事務は求人数が多めで、経験があれば転職しやすい職種です。
【こんなマインドの人は強い】
- 「環境ダメなら即チェンジ」
- 変に我慢しない
- 自分に合う場所を探すのが当たり前
「ここは合わない」と感じたら、執着せず次へ進めるタイプはストレスを最小限にできます。

“環境依存度の高い職種”だからこそ、割り切れるマインドは強み!
③ レセプト業務メインの職場を選べる
集中してコツコツ取り組むレセプトチェックは、HSPと相性がいい仕事です。
【レセプト業務が向いてる理由】
- 自分のペースで黙々とできる
- 対人ストレスが比較的少ない
レセプトをメインで扱う職場や事務センターなら、人との接触が少なく、自分のペースで進められる時間が多いので、より働きやすく感じられます。
レセプト経験がある程度求められるため、こうした職場を選べる段階の人なら、医療事務を無理なく続けられる可能性がぐっと上がります。
④ 運よく人間関係のよい職場に入れた
医療事務は少人数ゆえに“当たり外れ”が大きいのが現実。
【こんな職場なら続けやすい】
- 穏やかな上司・先輩がいる
- ミスを責めずにフォローし合う空気がある
- 裏で陰口を言わない文化
こんな環境に当たれば、HSPでも無理なく続けられる可能性がぐっと上がります。

仕事は大変でも、人間関係さえよければ「なんとかなる」!
挑戦はアリ。でも無理はナシ。HSPが医療事務で迷ったら
HSPで医療事務に挑戦するのは、正直ハードルが高めだなと感じました。
でも、「興味あるし、一度やってみたいな」くらいの気持ちなら、全然アリだと思っています。
医療事務は求人が多く、環境の良い職場に当たれれば穏やかに働けます。
そして、もうひとつ大事なのはこれ。
「これが最後の転職!」「今度こそ続けなきゃ」みたいに力が入りすぎていると危険ということ。
合わない職場にハマった時、頑張りすぎてしまう可能性が高いからです。
なので私としては、
- 軽い気持ちで挑戦 → あり
- 背水の陣で挑戦 → やめた方が安全
大げさに覚悟を決めすぎず、「合わなかったら次いこ〜」くらいのスタンスで考えるのが、HSPにはいちばん優しい選択だと思っています。
医療事務は辞めておこうかな…と思った方は、実際に私が続いた仕事の話をこちらにまとめていますので、参考にしてみてくださいね。
合わなかったら逃げていい。HSPが医療事務で無理しないために
私事ですが、医療事務の前は歯科衛生士の仕事をしていました。
こちらも続かなくて辞めています。詳しくは、以下の記事でお話ししています。
その経験もあり、「今度こそ続けなきゃ」と思い込みすぎて、無理に続けようとしたわけですが・・・結果、メンタルも落ちて帯状疱疹まで出ることになりました。
今は「もっと早く辞めればよかった」と思っています。
仕事は替えがきくけど、自分は替えがききません。
今は自分に合う環境で落ち着いて働けていますが、あの時あの職場を手放さなかったら、今の環境には絶対たどり着けませんでした。
合わなかったら、スッと離れればいいし、また次を探せばいい。
この記事が、あなたの判断材料のひとつになれたら嬉しいです。

