歯科衛生士

もう辞めたい!!転職したほうがいいのか?判断する方法

今日も仕事にいくのが憂鬱・・・

歯科衛生士は転職、離職の多い職業です。

私も、『辞めたい』『でも、もう少し我慢』という感情のループが続き、辛い日々を過ごしたことがあります。

今回は私の経験を元に、『辞めたい』でも、転職するのが正解かわからない。
そんな風に思った時に、すぐやるべきことをお話しします。

実践することで、自分が職場に求めるものがわかり、
今の職場が自分にとって最適か判断できるようになります。
こんな歯科衛生士さんにおすすめ
  • 今の勤め先を辞めるべきか、続けるべきかわからない
  • 職場に不満があるけど、ただ我慢している

『辞めたい』と感じたらゆるい転職活動がおすすめ

『この職場、辞めたい』と感じたらすぐに、転職活動を始めるべきです。

心の中で悩んでいても何も変わらず、ただ我慢する時間が長引くだけ!
(と、私自身痛感してきました。)

辞めることも決めていないのに、転職活動をするのは気が引けるかもしれませんが、
履歴書を送る手前の段階までの『ゆるい転職活動』なら、勤め先に言う必要もないし、取り返しがつきます。

面接対策をする必要もないので、気楽に始められます。

具体的に何をするかというと、

  • 辞めたい理由の整理
  • 求人サイトでの検索
  • エージェント登録、面談
  • 転職フェアへの参加
  • 職場見学

今の職場だけを見ている状況では視野が狭くなりがちです。

視野が狭いと、こんな状況に陥ります。

  • 今の職場の嫌なところばかり探してしまう
  • しなくていい我慢をしがち(それに気づけない)
  • 自分の仕事の価値観に気づきにくい
ただ悩むより、考えの整理&積極的に他の職場の情報収集をした上で、本当に辞めるか?判断してみましょう

辞めたい理由って何?働く上で大事にしたいことは何?

辞めたい理由を書いてみる

まずは、自分が何が嫌だと感じたのかをちゃんと知っておく必要があります。
マイナスな『辞めたい』感情だけで片づけず、整理することで客観的に見つめなおすことができます。

  • 休みが少ない
  • 給与が上がらない
  • 院長の経営方針が合わない
  • 人間関係が悪い
  • 仕事内容が楽しくない
  • 肩こりがひどい etc

辞めたい理由が1つだけ、ということは少ないと思います。
上記のように、些細なことでも全て書き出してみましょう。

こんなに我慢していたなら辞めたほうがいいかも・・・
これを解決すれば、続けられるかも?

書いてみると、客観的に判断しやすくなります。

辞めたい理由から『譲れないもの』に優先順位をつける

辞めたい理由を書き出したら、その中からこれだけは絶対に解決したい!!
絶対妥協できない!!というものを↓のように優先順位付けします。

1位 休み
2位 人間関係
3位 仕事内容
4位 ・・・

人間関係も、休みが少ないのも同じくらい譲れない・・・

そんな場合は、同僚との人間関係は悪いけど、院長が良い人なら優先度を下げてもいいかもしれません。

優先順位をつけると自分が働くうえで何を重要に考えているかが見えてきます

辞めたい理由の解決策を3つに分けて考える

譲れないものを洗い出せたら、どうすれば解決可能なのか?を3つに分けて考えます。

  1. 今の職場でも解決可能
  2. 転職すれば解決可能
  3. 転職しても解決するかわからない
今の職場でも解決可能な例

休みが少ない等、働き方が問題なら転職せずとも解決できる可能性もあります。
医院の経営状況やスタッフ数にもよるかもしれませんが、相談すれば週休3日に変えてもいいよ?と言ってもらえるかもしれません。

転職すれば解決可能な例

仕事内容や院長の経営方針が問題なら、しっかり調べて転職すれば解決する可能性が高いです。

転職しても解決するかわからない例

人間関係が問題の場合は、転職しても解決できるかはわかりません。
また嫌なスタッフがいるかもしれません。慎重になる必要があります。

考えを整理してみて、やっぱり今の職場では厳しい・・・
と思う場合には次のステップに進んで、積極的に他院と比べてみましょう。

待遇重視なら求人検索で他を知る

辞めたい理由が待遇の不満なら、求人サイトで自分の求める条件に合う医院があるか探してみます。

  • 給与が低い
  • ボーナスがない
  • 休みが少ない
  • 勤務時間が長い
  • 残業が多い
  • 社会保険完備じゃない

他の医院の待遇をチェックする事で、自分の勤め先の立ち位置を知ることもできます。

例えば、うちの医院は月給が安い!!と思っていても、他の医院と比べてボーナスは多かった!!という場合もあります。

逆に給与は高いけど、他と比べて拘束時間が長い事に気付く場合もありますね。

求人サイトのメリット
  • 好きなタイミングでゆっくり見れる
  • 待遇面ならしっかり書かれている場合も多い
求人サイトのデメリット
  • 内部事情まではわからない

人間関係重視なら転職支援サービス

転職支援サービは、登録すると転職の相談に乗ってもらえて、求人探しから面接対策までサポートしてもらえる人材紹介サービスです。

一部のハイクラス向けを除けば、基本無料で利用できます。

ファーストナビ歯科衛生士

とにかく求人数が多い

土日休み~など条件を絞って検索できる

医院や院長の雰囲気も教えてもらえる

メッセージアプリでのサポートも可能

【JOB歯科AGENT(歯科衛生士)】
エージェントの対応が早くて親切

スタッフが実際に医院を訪問しており内部事情に詳しい

求人がない医院にも、交渉してくれる

電話、メール、オンラインでサポート可能

人間関係を重視したい場合には特に
転職エージェントに相談するのがいいと思います。

求人サイトは、基本良いことしか書きません。
特に人間関係は、主観で何とでも書けてしまいます。
一方、エージェントさんは求人サイトだけではわからない内情を知っています

  • 医院の雰囲気
  • スタッフの様子
  • 院長の性格

他にも、交渉しにくい待遇面や内容の確認などを代行してくれます。

私は人間関係重視派なので、第3者のほうが聞きやすいと思い、登録したことがあります。
相談することで客観的な意見が聞けて、考えの整理がつきました。
但し、担当者との相性もあるので、複数のエージェントに登録して合うところを使うのがお勧めです
エージェント利用のメリット
  • 内部事情を教えてもらえる
  • お給料交渉や待遇の確認を代わりにしてもらえる
  • 客観的な意見が聞ける
  • 良い面、悪い面を知れる
  • 求人サイトにない医院も紹介してもらえる
エージェント利用のデメリット
  • 連絡がしつこいと感じる場合がある
  • 担当者との相性で良し悪しがある
  • 自由に求人を見れない

仕事内容重視なら転職フェアへの参加もおすすめ

転職フェアとは、様々な歯科医院が参加するイベント型の転職支援です。
気になる医院さんのブースに自由に立ち寄って、説明が聞けます。

歯科の場合、クオキャリアさんグッピーさんが主催で年に数回程度、開催されています。
実際に勤務されている歯科衛生士が参加されてることが多いため、具体的な仕事内容も教えてもらえます。

実際のスタッフさんだから、現場のことは誰より詳しいです。
アシストとメンテの割合や、1回のメンテの時間や内容まで細かく聞けます!
転職フェアのメリット
  • 直接、採用担当者の話しが聞ける
  • 具体的な仕事内容の確認ができる
  • 1回の参加で複数の医院の情報を集められる
  • 気になる医院はその場で見学予約ができる
転職フェアのデメリット
  • 開催は年数回のため、チャンスが少ない
  • 参加している医院の情報しか得られない
  • 人見知りにはハードル高め

他院を見学し、今の職場と具体的に比べる

他の医院を実際に見学すると、今の職場の良し悪しがはっきり見えてきます。

見学の方法4種類
  1. 転職フェアで見学予約する
  2. エージェントさん経由で頼む
  3. 求人サイトのオファーを上手く利用
  4. 求人サイトから自分で問い合わせ

確実なのは転職フェアでの見学予約

転職フェアに参加する医院は、かなり採用活動に積極的な医院です。
お話を聞いてみて、興味を持ったら予約してみましょう。
そのための場でもあるので、基本断られることはないと思います。

私も在職中に転職フェアへの参加経由で、他院を見学したことがあります。
この時は少しだけ、お仕事も体験させてもらえました。
(もちろん、勤め先にバレることはありませんでした)
開催回数が多くはないので、タイミングを逃すと次まで待たないといけません・・・

次の開催まで待つのが厳しい方は、別の方法で進めてみましょう。

交渉に自信がないならエージェント経由で頼む

上手くいけば一番楽に見学できるのがエージェント経由です。
医院との間に入って紹介してもらえるため、1人で活動するより安心感もあります。

見学後、やっぱり違うと思った場合にも、間に入って上手く断ってもらえます。

エージェントさんの立場もあるので、転職意欲が高くないと見学は厳しい場合もあります。

求人サイトから自分で問い合わせる

サイトを見て興味のある医院が見つかったら、チャレンジしてもいいと思います。
見学だけでも歓迎等の表記がない場合は、少しハードルが高いかもしれません。

面接前提で、「まずは履歴書を送ってください」と言われてしまう可能性もあります

求人サイトのオファーを上手く利用する

こちらも求人サイト経由ですが、先程と少し違います。

求人サイトに自分の情報を登録し、相手から「応募しませんか?」と言われるのを待ちます。

ポイントは、自分に興味を持ってくれた医院に見学交渉することです。

向こうからのオファーなので友好的に話が進み、スムーズに見学できる可能性が高いです。
ジョブメドレーに無料登録して、オファーを待ってみるのもいいかもしれません。

オファーが来ても、興味が無ければスルーで大丈夫です。気楽に試してみましょう。

まとめ ゆるい転職活動で自分が職場に求めるものに気付く

ゆるい転職活動をすると、自分が本当に職場に求めるものに気付けます。
客観的に今の勤め先を見つめなおせるので
辞めるか?続けるかの判断が冷静にできるようになります。

私自身、他院見学やエージェントさんの話を聞く中で自分の考えを整理し、この時は勤め先に残る事を決断できました。
他を見ることで勤め先の良さにもと気づき、大変だけどもう少し頑張ろう!!と前向きに思えました。
  • 今の職場にいては、辞めたい原因の解決が難しい
  • 今より良い医院が見つかった

そう判断した場合には、転職を決断してもいいと思います。

辞めるべきか迷ったら?まとめ
  1. 辞めたい理由を書き出してみる
  2. 辞めたい理由の中で譲れない順に優先順位付けしてみる
  3. 今の医院では解決不可か?を考える
  4. 他の職場と比較する