看護師と歯科衛生士ってどう違うの?
なるのはどっちが難しい?
働きながら、資格をとりやすいのは?
どっちが稼げるの?
働きやすいのはどっち?
看護師と歯科衛生士は、どちらも医療に関わる国家資格です。
この2つの職業は共通点も多いので、どちらを目指すべきか迷う人も多いのではないでしょうか。
制服姿がカッコいい、かわいい
人の健康に関われる
安定した収入が得られる
就職先に困りにくい
どちらも病院や歯科医院で親切にされた経験から、興味をもつ人も多いですよね。
こちらの記事では、お給料や将来性、働きやすさの観点も含め、2つの職業の違いを比較していきます!
筆者自身は歯科衛生士の経験と、医療事務兼看護助手として看護師のすぐ近くで働いていた経験があります。
こちらの記事では、体験ベースで詳しくお伝えしていきますね。
- 対面でのコミュニケーションが苦手→両方考えなおしましょう
- 療養中の患者さんのお世話がしたい→看護師
- 大きい病院で働きたい→看護師
- 将来、より潰しがきくほうがいい→看護師
- お給料がより高いほうがいい→看護師
- 直接施術することをメインにしたい→歯科衛生士
- 夜間部で資格を取りたい→歯科衛生士
仕事内容が全く違う!(知らない場合はここからチェック)
歯科衛生士と看護師はどちらも患者さんの健康を支える仕事ではありますが、実際に担当する業務内容は全く違います。
具体的な業務内容を知らない人は、まずは仕事内容の違いを押さえておきましょう!
看護師の仕事内容
看護師は、医療現場において欠かせない存在ですよね。
仕事は多岐にわたりますが、主な仕事は患者さんの療養上のサポートと、医師の診療のサポートです。
- 患者の療養上のサポート
- 医師の診療のサポート
ここでは、看護師の主な仕事内容と役割について詳しく説明します。
療養上のサポートとは?
簡単に言うと、高齢の方や、病気や怪我で療養中の方に対して、生活のサポートをすることです。
具体的には、下記のような仕事です。
医師の診療サポートとは?
医師の指示に従い、処置の一部を行うこともあれば、診察や検査、手術のサポートをします。
具体的には、下記のような仕事です。
働く場所でも変わる仕事内容
その他、働く場所や配属先でも仕事内容は変わります。
- レーザー装置の操作(レーザー照射)
- ピーリングなどの薬剤塗布
- 美容注射・美容点滴の投与
- オペ介助(美容外科の場合)
美容皮膚科などの場合は、看護師さんが自ら施術することも多いようですね。
- 手術器具・機材・薬剤の準備
- 手術中の器具の手渡し
- 術前、術後の患者のケアやサポート
歯科衛生士の仕事内容
歯科衛生士の仕事内容は、歯や口腔内に関わることが中心になります。
時には、食生活指導等の全身の健康に関わる情報提供を行うこともあります。
歯科衛生士の仕事内容を知るには、歯科衛生士の3大業務といわれるものをチェックしておきましょう。
- 歯科予防処置
- 歯科診療補助
- 歯科保健指導
歯科予防処置とは
虫歯や歯周病の予防のために、歯科衛生士自らが施術者となって患者さんのお口の中を確認し、処置します。
歯科診療補助とは
歯科医師の診療が円滑に進むようサポートすることです。
歯科保健指導
歯科保健指導は、患者さんの健康を保つことを目的とした指導です。
診療科目や勤務先でも仕事内容は変わる
基本は上記で説明した3大業務ですが、勤務先や診療科目によっても仕事内容は変わります。
- 口腔内清掃、ケア
- 摂食・嚥下機能の確認やリハビリ
- 介助者への相談対応
- 他業種との連携対応
- カウンセリング
- 口腔内写真撮影
- スキャニング(型取り)
- 矯正器具の付け外し
- 口腔筋機能のトレーニング
その他、ホワイトニングや、ガムピーリング等の審美目的の処置を担当する場合もあります。
歯科衛生士は、担当制で同じ患者さんの定期クリーニングをするクリニックも多く、指名制でお願いされるパターンもあります。
資格を取るまでの比較!!何年かかる?試験はどちらが難しい?
看護師や歯科衛生士として働くには、試験を受けて合格し、国家資格を取ることが必須になります。
国家試験を受けるには、国や都道府県の指定した大学や養成校で必要なカリキュラムを全て修める必要があります。
国家試験を受けるまでに何年かかるか比較!
国家試験を受けるための、受験資格を得るために必要な年数はこのようになります。
高校卒業後に学校で3年以上学ぶ
高校卒業後に学校で3年以上学ぶ
中学卒業後に5年制の看護学科のある高校に進学する
准看護師から看護師の学校(2年以上)に入る
ちなみに、学校は国や都道府県の指定した施設であれば、大学や短大、専門学校等のいずれでもOKです。
- 歯科衛生士になるためには、まずは高校卒業する必要がある
- 看護師の場合は、中卒から准看護師→正看護師を目指す学校もある
- 准看護師なら2年でなれる
准看護師って、普通の看護師とは違うの?
准看護師も、基本的な業務内容は看護師と同じです。
(通常、看護師といった場合は、「正看護師」を意味します。)
看護師と違うのはこんなところです。
自己判断による業務ができない
他の看護師への指示出しができない
最短2年で免許がとれる
中卒でも学校に入れる
准看護師とは、医師や看護師の指示の元、看護や診療補助を行う専門職です。
行う業務内容は看護師と同じですが、自己判断での看護業務や指示出しが出来ないため、昇進がしにくいとも言われています。
また、給与も看護師より月収で5万程度低く設定されることが多いようです。
その分、最短2年で免許がとれるメリットもあります。
国家試験はどっちが難しいの?合格率は「看護師がやや低め」
学校に入っても、試験に合格できるのか?が不安ですよね。
そこで、看護師と歯科衛生士の試験の合格率の違いをみていきましょう。
看護師 87〜90%
歯科衛生士 92〜96%
若干、看護師のほうが低めですね。
もう少し詳しく、合格基準や試験形式も比べました。
看護師 | 歯科衛生士 | |
---|---|---|
合格率 | 90%前後 | 95%前後 |
試験形式 | マークシート | マークシート |
問題数 | 必修:50問 一般:130問 状況設定:60問 |
220問 |
試験時間 | 5時間20分 | 5時間 |
合格基準 | 必修:80%以上 かつ 一般問題と状況設定問題が一定以上 |
60%以上 |
※合格率は2024年までの過去5年を基準にしています
看護師国試の一般問題と状況設定問題の合格基準は、相対評価で毎年異なりますが
250点満点中、160点〜170点が合格のボーダーラインになります。
看護師や歯科衛生士は頭が良くないと学校に入れない?
頭がよくないと、そもそも学校に入れないのでは?という不安もありますよね。
看護師→平均以上はあったほうが受かりやすい
歯科衛生士→平均以下でも受かりやすい
本来の頭の良さは、学校の成績だけでは測れないので、難しいですが・・・
ここではシンプルに、どのくらいの偏差値だと看護師や歯科衛生士の学校に入れるのか調べてみました。
以下、学校に入るための偏差値目安です。
看護師 43〜70
歯科衛生士 35〜53
(偏差値は50が平均で、60くらいだと高い、70くらいだととても高い!)
なので、看護師の場合、平均以上の学力はあったほうが良さそうです。
学校によっては、なかなか高い基準を求められます。
この辺りは、受けたい学校の倍率や偏差値を調べてから、自分が入れそうか検討する必要があります。
人気の学校は特に、しっかり勉強して対策しないと厳しいです。
歯科衛生士の場合は、定員割れになっている学校も多いので、平均以下の学力でも受かりやすいといえます。
じゃあ、看護師は平均以下の成績の人は諦めるべき?
実際には、高校の偏差値が平均より低くても、看護師になれている人もいます。
それに、頭の良さ=成績の良さだけではないですよね。
人の心を察する事ができる
論理的に考えられる
素敵なアイディアが考えつく
などなど…
看護師や歯科衛生士は勉強ができるか以上に、「コミュニケーション力」「メンタルの強さ」「観察力」「責任感」などが重要になる場面が多いです。
「今までの成績が悪いから」というだけで、諦める必要はないと思います。
社会人でも大丈夫?働きながらでも資格を取れるの?
社会人から看護師や歯科衛生士を目指そうと考える方の場合、働きながら勉強することは可能なのか?
結論から言うと、歯科衛生士も看護師も働きながら目指すことは可能です。
ただし、あくまで「学業優先」でないと厳しいともいえます。
歯科衛生士も看護師も、実際に病院やクリニックでの臨床実習(学外での研修)が必須になるからです。
夜間部の学校でも、実習期間は実習先の時間に合わせて昼過ぎごろから始まる事も多いので、フルタイムの正社員で働くのは厳しくなります。
働く時間を比較的確保しやすいのは「歯科衛生士」
学校の授業時間(全日制や夜間部など、カリキュラム的な通う時間の違い)を考えると、歯科衛生士のほうが、働く時間を作りやすいです。
准看護師も含めるのであれば、「准看護師」>「歯科衛生士」>「看護師」の順です。
看護師や歯科衛生士になるための学校は、どのような時間帯で通えるのか調べてみました。
以下、授業の時間で比較した学校の有無です。
歯科衛生士 | 看護師 | 准看護師 | 准看護師→看護師 | |
---|---|---|---|---|
全日制 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇(中卒は経験3年以上) |
定時制(昼) | 〇 | △ | 〇 | 〇(中卒は経験3年以上) |
定時制(夜) | 〇 | × | 〇 | 〇(中卒は経験3年以上) |
通信制 | × | × | 〇 | 経験7年以上のみ |
※授業時間の目安
全日制 朝~夕方まで
定時制(昼)昼~夕方
定時制(夜間)夕方~夜
通信制 通学はなし
働きながら学ぶことを考えると、夕方頃まで仕事して、夜間部で学びたい!と考える人が多いように思います。
その点でいうと、看護師は夜間部のある学校がないので、まとまった時間で稼ぐのは難しくなります。
※学外実習は昼間
その点、歯科衛生士学校は18時過ぎに授業が始まる学校もあります。
働きやすいのはどっち?
看護師と歯科衛生士は、どちらも就職先は多いです。
街には職場となるクリニックや病院は点在しているので、家のすぐ近所でも就職先を探しやすいのも、共通のメリットです。
なので、資格を取ったのにどこにも就職できない!
という事態には、よっぽどの事がない限り陥らないでしょう。
それぞれ、どのような働き方になるか?お休みや残業、気になる年収の話もしていきます。
働く場所の違いを比較
先輩看護師や歯科衛生士が、どこで働く割合が多いのか調べました。
病院 70.9%
診療所 12%
介護保険施設等 7%
訪問看護ステーション 5.1%
その他 5%
看護師の就職先は病院が大半ですが、診療所や介護施設、保育所で勤務するなど、免許を活かせる場は多々あります。
働ける診療科の種類(内科、外科、小児科など)が多いのも特徴です。
診療所 90.1%
病院 5.1%
市区町村 1.4%
歯科衛生士学校 1.2%
その他 2.2%
参考:令和4年衛生行政報告例
歯科衛生士の就職先は、全体の9割以上が歯科医院(デンタルクリニック)です。
次に多いのが、難しい症例などを扱う病院で5%です。
その他、高齢者への口腔ケアなどを行う介護施設や訪問歯科診療、保健所などの行政、医療機器メーカーなどが少数あります。
勤務時間や休みの比較
勤務時間や休みは、ライフスタイルやプライベートに影響しますよね。
重要視したい人は、チェックしておきましょう。
看護師の休みと残業は?
看護師は就職先によって休日や残業の多さに差があります。
病院の看護師の勤務形態はシフト制が多く、夜勤のある看護師は2交替制か3交替制が基本です。
日勤と夜勤を交互に勤務することが多く、生活が不規則になりがちです。
曜日に関係なくシフトが組まれるため、平日休みの時もあれば、土日や祝日に休めるときもあります。
看護師は患者の急変や緊急入院で残業となるケースもよくあります。
大規模な病院のほうが休みの日数は多く、スタッフ数も多いのでシフト調整はしやすいようです。
また、入院施設のないクリニックであれば夜勤がなく、日曜や祝日は休みの職場も多いです。
歯科衛生士の休みと残業は?
歯科衛生士の勤務時間は、基本的には日勤(昼間の勤務)のみです。
歯科診療は予約制が多く、残業はそれほど多くない傾向です。
内科などと比べると、急患も発生しにくいので、決められた時間内で働きやすいメリットがあります。
休日については、土日に診療する医院も多いので、毎週決まって2連休が取りたい人は、就職先選びの際にチェックするといいでしょう。
看護師や歯科衛生士の福利厚生事情は?
福利厚生が充実している病院やクリニックは経営が安定していて、働きやすい職場と言えます。
看護師→病院は、最低限の社会保険は完備されている場合が多い
歯科衛生士→厚生年金、健康保険に加入していない職場も多い
正確には、看護師や歯科衛生士かどうか?よりも就職する職場で差がつきます。
比較的規模の大きい病院や、大手企業が運営する施設は、福利厚生がしっかりと用意されている場合が多いです。
一方、小規模な診療所、クリニックの場合は最低限の福利厚生しかないこともあります。
さらに、健康保険と厚生年金については、個人経営の医院でスタッフが5名未満の場合は加入義務がありません。
お給料が他より高くても、その分社会保険の加入がない求人も、よく見かけます。
どちらが稼げるか比較
dodaの平均年収ランキングによると、看護師のほうが年収は高めとわかります。
看護師のほうが、命に直結する仕事もあることや、残業が多く、夜勤手当がある分給与は高くなります。
念のため、他のサイト「ジョブメドレー」でも調べました。
やはり、看護師のほうが高めですね。
平均年齢で比べても、看護師が40歳前後なのに比べて、歯科衛生士は35歳前後です。
年齢が上がる分、お給料も上がっているとも考えられます。
夜勤や残業のないクリニックの場合は、大規模な病院と比べると低くなりがちです。
それぞれ、何歳の時にいくら稼げるのか?
見てみましょう。
看護師の年収のピークは50代のようです。
参考:【看護師の給料ランキング】都道府県別月給・年収・ボーナス・初任給を一挙紹介!
歯科衛生士の場合は、40〜44歳ごろがピークです。
参考:歯科衛生士の給料は安い?平均年収・月収・賞与を都道府県別、職場別に解説
将来性はどちらがある?
将来性を考えるときに、「世の中的なもの」と「自分的なもの」両方気になりますよね。
結論から言ってしまうと
世の中的なもの・・・将来的に需要があるか?
→どちらもある!
個人的なもの・・・キャリアアップやチェンジは叶うか?
→どちらも可能(だだし看護師のほうが選択肢が多い)
分けて説明していきますね!
世の中的な需要は高く、どちらも将来仕事はたくさんある
看護師も歯科衛生士も需要は常にあるので、世の中的な将来性はどちらも高いといえます。
国の医療政策により病院の病床数を減らし、入院日数も短縮化する動きが進んでいます。
そのぶん、退院後の自宅での療養生活が重要視されてきています。
そうした状況に対応するサービスとして、看護師が自宅を訪問して看護する、訪問看護のニーズが高まっています。
2035年には、介護の需要もピークになると予想されています。
歯科衛生士は虫歯や歯周病予防のプロですが、国として病気になる前に予防しようという流れが年々増してきています。
予防に対する世の中的なニーズは、今後も増していくと考えられます。
今後、活躍の場が広がる可能性も高いです。
看護師と同じく、介護施設や訪問歯科での口腔ケアの需要も高まっています。
看護師のキャリアアップとチェンジ
看護師の目指すキャリアは、大きく分けて2つです。
管理職に就くか、特定分野のスペシャリストになる道です。
管理職になる
看護師長や主任看護師、更には看護部長など、看護師の管理職につく道があります。
管理職につくと、現場仕事だけではなく、以下のようなことをします。
職場環境の改善
マネジメント
病棟内の目標設定
各部署との連携
病院の経営管理
特定分野のスペシャリストになる
看護師だけでなく、他の資格も取得して特定分野のスペシャリストになる道もあります。
看護師のキャリアアップに関わる資格は以下です。
- 助産師
- 保健師
- 認定看護師
- 専門看護師
看護師経験を活かして転職する
看護師の資格や経験を活かして、>病院や診療所の看護師以外にチャレンジすることも可能です。
病院や診療所以外の仕事例をみていきましょう。
- ケアマネージャー
- ツアーナース
- フィールドナース
- 心理カウンセラー
- 治験コーディネーター
- 臨床開発モニター
- 医療系コールセンタースタッフ
- 病児保育士
同じく病院や診療所に勤めるとしても、医科は診療科が多いため選択肢は豊富です。
歯科衛生士のキャリアアップとチェンジ
歯科衛生士のキャリアアップも、役職につく・特定スキルを高める等の道があります。
歯科衛生士の目指せる役職
歯科衛生士もある程度キャリアを積んだ後、主任やチーフなどのリーダーポジションを目指す道もあります。
主任
歯科衛生士長
チーフ
マネージャー
個人経営の小さなクリニックの場合、役職のポジションがないこともあります。
歯科衛生士は看護師と比べると、小規模な職場に勤める人が多いです。
大きな組織での管理職を希望するのであれば、狭き門となります。
認定資格を取って特定スキルを高める
歯科衛生士がキャリアアップする上で最もわかりやすい指標となるのが認定資格の取得です。
歯科衛生士の主な認定資格を見ていきましょう。
- 歯周病学会認定歯科衛生士
- インプラント専門歯科衛生士
- 臨床歯周病学会認定歯科衛生
- 小児歯科学会認定歯科衛生士
- 認定矯正歯科衛生士
資格を取得すれば、必ずお給料が上がるわけではありませんが、上手くスキルを高められれば評価される可能性もあります。
歯科衛生士経験を活かして転職する
診療所の歯科衛生士と比べると、職場は限られますが経験を活かしてキャリアチェンジする道もあります。
実際に求人が出ている仕事は、下記のようなものがあります。
- ケアマネージャー
- 歯科衛生士学校の教員
- 歯科関連メーカーの営業
- 歯科用機器のコールセンタースタッフ
- ホワイトニングインストラクター
- 法人歯科の採用担当
海外で働くことも考えているけど、免許は使える?
日本の歯科衛生士や看護師の国家資格は、基本は日本でしか使えません。
海外で働くには、その国で資格を取りなおすのが原則です。
一部、日本の資格がそのまま使える場合もあります。
看護師免許がそのまま使える国
残念ながら、日本の看護師免許がそのまま使える国の情報は見つかりませんでした。
基本的には、その国の定めるカリキュラムを学び、看護師免許を取り直す必要があります。
一部の国では、一定の条件(大卒や実務経験)を満たせば、手続きや審査、試験の合格のみで働ける場合もあるようです。
国によって変わるので、日本看護協会等の出している情報をチェックするのがいいでしょう。
こちらのサイトにもわかりやすく説明されていました。
歯科衛生士免許がそのまま使える国
資格がそのまま使える国として情報があったのは、「中国」だけでした。
その他の国では、日本の資格では働けないため、改めて資格を取り直す必要があるようです。
ベトナムや台湾など、国によっては「歯科衛生士」という資格がないところもあります。
ハードルは上がりますが、たくさん稼ぎたい人は海外で働く手もあります。
まとめ!本当にどっちでもいいなら「看護師優勢!」でも・・・
看護師を目指すか?歯科衛生士を目指すか?
ヒントをつかめましたでしょうか。
ここまでの内容を簡単に振り返ります。
- 対面でのコミュニケーションが苦手→両方考えなおしましょう
- 療養中の患者さんのお世話がしたい→看護師
- 大きい病院で働きたい→看護師
- 将来、より潰しがきくほうがいい→看護師
- お給料がより高いほうがいい→看護師
- 直接施術することをメインにしたい→歯科衛生士
- 夜間部で資格を取りたい→歯科衛生士
本当にどちらでもいいなら、看護師が優勢!
知恵袋等でも、「看護師のほうがよい」という意見が多いのは、「潰しがききやすくて、大規模な組織に就職できる割合が多い」からではないでしょうか。
歯科衛生士はクリーニングのような施術をする時間が長いので、自ら施術するような仕事をメインにしたい人・自分の技術を高めたい人には、良い仕事かと思います。
メリット・デメリット色々ありますが、結局は自分がどちらの仕事内容により惹かれるかが重要になってくるのだと思います。
お給料や働き方は、職業以上に職場によります。
なんだかんだ言っても、好きじゃなきゃ続かない
仕事ってそんなものではないでしょうか。
そして、長い人生で見れば、どちらも素敵な経験ができる仕事であると思います。
(歯科衛生士を辞めた今も、歯科衛生士になったことの後悔はない!)
歯科衛生士については、筆者の体験を元に「向き・不向き」についてまとめています。