こんな悩みを解決できる記事になっています!
元歯科衛生士の筆者が、これから就職・転職先を探す歯科衛生士の目線で情報を集めてみました!
記事の前半に小児歯科での仕事内容や向いてる人の特徴、後半では自分に合う小児歯科を探す方法を解説していきます!
そもそも小児歯科って何?
小児歯科とは、小児の患者さんを診る歯科の診療科目です。
赤ちゃん〜12歳頃(永久歯が生え揃う)までを小児とする医院が一般的ですが、厳密な年齢制限はありません。
小児歯科の背景をちょっと知っておこう(職場探しの前に)
前提として小児歯科標榜=専門性が高く小児が多いとは限らない事を知っておきましょう。
日本にある約7万件の歯科のうち、6割は小児歯科も診療科目として標榜(看板に小児も診れることを掲示)しています。
つまり、一般歯科をやっている歯科医院のほとんどは小児歯科にも対応しています。


小児治療に専門的に関われる医院を探す方法については記事の後半でお話していきますね!
小児専門歯科と一般歯科の違いって?
小児専門歯科と一般歯科の違いを見ていきましょう。
(この記事内では、小児治療に力を入れている医院も含め、小児専門として解説します。)
診療内容的な特徴は、予防や小児の矯正に力を入れていることです。
具体的には
- 適切な歯磨き、間食習慣の指導やフッ素塗布などの予防処置が多い
- 矯正は子供の顎の成長や考慮した咬合育成(MFT)から対応する
院内の環境も、子供や保護者が過ごしやすいように様々な工夫をする医院も。
- 通うたびにシールがもらえる
- キッズルームを併設
- 子供用のユニットがある
- 保育士の資格を持ったスタッフがいる
- 季節のイベントがある(歯科と関係ないこともやっちゃう)
小児専門歯科で働く歯科衛生士の役割!具体的な仕事内容は?
小児専門歯科の代表的な仕事内容を、詳しく解説していきます!
虫歯の予防処置
小児歯科で担当する頻度が多いのは虫歯の予防処置です。
具体的には、以下のような業務です。
フッ素塗布
フッ素塗布は虫歯予防として行う処置の代表格ですよね。
特に子供の「生えたての乳歯」や「生えたての永久歯」は虫歯になりやすいので、定期的な間隔でフッ素塗布を実施します。
- 清掃
- 乾燥・防湿
- フッ素塗布
- 数分待って終了!(うがいはしないのが効果的)
- 注意事項説明
お子さん自身や保護者に対し、家庭でのフッ化物洗口や塗布の指導を行う場合も。
シーラント
シーラントも虫歯予防として行う処置です。
奥歯の溝を材料で埋めて汚れを溜まりにくくします。
シーラントに含まれるフッ素の効果も期待できます。
- 清掃
- 表面処理(エッチング)
- 洗浄、防湿・乾燥
- シーラントで埋める
- 光照射!
- 注意事項説明
TBIや食生活指導
TBIや食生活の指導もかなり頻度の高い業務になります。

具体的には以下のような事を、子供の年齢や状況に合わせて説明・指導していきます。
- 染め出しをして磨き残しチェック
- 歯ブラシの持ち方・動かし方の練習
- フロスの使い方の練習
- うがいの練習
- おやつの取り方の指導
- 虫歯の話や、歯周病の話
- 口腔習癖への指導
子供に対してだけでなく、保護者へ仕上げ磨きや歯ブラシ等の選び方のアドバイスも行います。
小児治療の診療補助
カルテの記録やバキューム、受け渡しなどのアシスタントワークも担当します。
子供が安心して治療を受けられるように、適宜声掛けをするのも小児歯科では特に重要な役割。
小児の定期健診対応
小児歯科の定期健診では、乳歯・永久歯のむし歯予防を中心に歯並びや咬み合せについても診ていきます。
定期健診は「器具を見慣れてもらう」「診療チェアに座る」など歯医者に慣れてもらうためのトレーニングの場でもあります。
まだ自我が芽生えていない1歳過ぎのお子さんや新米ママの対応をすることもあります。
保育園や幼稚園での活動
小児歯科に勤めると、保育園や幼稚園に出向く機会もあるかもしれません。
- 歯磨き教室
- エプロンシアターや寸劇
- 集団検診の補助
このような、院外での啓発活動や検診を行う場合もあります。
小児矯正治療の補助
子供の矯正治療の補助や施術の一部も、歯科衛生士が担当することの多い業務です。
将来の歯並びを見据えて、子供のうちに矯正を考える保護者は多く、小児歯科には矯正希望の患者さんが集まります。
歯を並べるスペース作り~第一期治療~
小児矯正の第一期は綺麗に歯が生えるためのスペース作りの期間です。
6歳~12歳頃の混合歯列期のお子さんが対象です。
この期間に歯科衛生士が担当する業務として代表的なのが、MFT(口腔筋機能療法)です。

- 爪噛み、指しゃぶり、頬杖などへの指導
- 舌癖、口唇閉鎖不全(お口ぽかん)を改善するトレーニング
床矯正拡大装置(スペース作りのための器具)などの着脱や管理方法の指導も担当します。
本格的な矯正~第二期治療~
第二期治療は、永久歯が生えそろってから行います。
基本的には大人の矯正と同じような方法で歯列・噛み合わせを整えます。
歯科衛生士の業務としては
- 資料採得の補助(レントゲンや模型印象、口腔内外写真撮影)
- ワイヤー調整時の補助
- ワイヤー交換や結紮
- ブラケットやアタッチメント装着
- スキャニング
- 矯正装置の使用法説明
子供が矯正器具を使っていくのは中々大変なもの。
矯正歯科での仕事内容はこちらに詳しくまとめてあります。

小児歯科での歯科衛生士のはどんな存在?重要な役割!
施術やアシストだけでなく、子供・保護者・歯科医師の間を繋ぐことも小児専門歯科で働く歯科衛生士の重要な役割です。

- 子供の気持ちを傾聴
- 保護者の要望をヒアリング
- 治療内容や目的・方針をわかりやすく説明
- 歯科医師への報告や相談
歯科衛生士が間に入ることで、三者それぞれが安心できる関係を築きます。
小児専門歯科の歯科衛生士に向いているタイプ6つ紹介
小児歯科での仕事内容は大体わかりましたでしょうか?
ここでは小児専門歯科の歯科衛生士に向いている人の特徴を6つ紹介していきます!
子どもと接することが好き
まずはもちろん「子どもが好きな人」です。
子どもと接することが好きで、子供がたくさん来る環境で働きたい人に向いています。
元々は子どもに興味がなくても、働くうちにハマってしまった衛生士さんもいるようです。
予防・矯正・教育に興味がある人
小児歯科で歯科衛生士のメイン業務となりやすいのは、予防と矯正です。
子どもの虫歯予防や矯正について知識や技術をを身につけたい人にぴったり。
TBIや習癖指導、習慣指導などを通じて子どもの教育に関わりたい人にも適しています。
観察力&こまやかな気配りができる人
一歩引いた目線で観察し、状況に応じた気配りができる人は向いています。
小児専門歯科医院には、まだ意思疎通ができない、恐怖心が強い、長時間じっとできない等、さまざまな子どもの患者が来院します。
歯科衛生士が子供の様子を気にかけて、歯科が苦手にならないための配慮が重要になります。
観察×気配りを具体的にすると、こんなイメージ。
よく観察して子供の気持ちを汲み取る
子どもの目線に合わせた言葉遣い
場を和ませる雰囲気づくり
スピード感ある施術が得意
小児歯科での施術はスピード勝負なところがあります。
フッ素やシーラントなどは、唾液が入らないように手際よく対応する必要があります。
歯科医師のアシスタントをする際も、先生が集中して短時間で治療を終らせられるようにサポートする力も必須。
1回の施術時間も短めにアポイントを入れることもあるので、テキパキ施術できる人は活躍しやすいでしょう。
時には厳しく指導できる強さがある人
対象が子どもなので、ふざける・騒ぐ・駄々をこねることもあります。
そんな時には指導者として注意し、場合によっては厳しい態度をとるべきことも。
患者さんだし、子どもだからと遠慮しがちですが、状況をみてアメとムチを使い分ける強さは必要です。
賑やかな環境で働きたい
小児歯科は賑やかな雰囲気であることがほとんどです。
元気に話す子や、泣いてしまう子など様々。
落ち着いた環境より、子どもの声が常にするような賑やかな環境で仕事したい人に向いています。
小児専門歯科で働く歯科衛生士の魅力とやりがいは?

小児専門歯科で働く歯科衛生士がモチベーションにしている、やりがい・魅力を紹介します。
歯科衛生士として専門性を高められる魅力
小児専門歯科で働く魅力のひとつは専門性を高められることです。
予防や矯正を中心に、小児歯科ならではの治療は多岐に渡ります。
転んで歯が欠けた、ぶつけて黒くなったなどの対応は、小児専門歯科が選ばれることが多いでしょう。
歯科衛生士として小児歯科の専門的な知識・技術を身につけると、自分の強みになりますよね。
患者さんの成長を長期的に見守れる
小児専門歯科は患者さんと年単位の長期的な関りになりがち。
赤ちゃんの頃~小学校卒業や中学生頃まで長く通院され患者さんもいます。
口腔内の長期的な変化に興味がある人や、成長を見守りたい人にはやりがいを感じやすい環境ではないでしょうか。
保護者からも頼られる存在に!
小児歯科では患者さん本人だけでなく、保護者と関わる機会も多くなります。
お子さんの口腔内の改善や、成長そのものを一緒に見守る形になります。
保護者の方との一体感を築きやすく、長期的に頼りにされることがモチベーションになっている歯科衛生士の先輩も多くいます。
小児専門歯科の歯科衛生士の大変なところ

やりがいや魅力について説明しましたが、忘れてはいけないのは裏の大変さ。
小児専門歯科で働く歯科衛生士の感じている、大変な部分もチェックしておきましょう。
泣く子や暴れる子の対応
泣く子や暴れてしまう子は小児歯科では日常茶飯事です。
特に専門の医院となると、一般の歯科医院では泣いて暴れて手に負えなかったお子さんが来る場合もあります。
何が怖いのか?トラウマがあるのか?説明は足りているか?丁寧に向き合って、小児対応のプロになることが求められます。
保護者対応の難しさ
小児歯科でお子さんのへの対応と同じくらい重要なのが保護者との関りです。
保護者の方も様々なタイプの人がいます。
自分の事なら多めに見れても、子供の事となると少しの懸念も見逃せない親は多いのではないでしょうか。
結論や根拠を整理して明確に伝えるなど、保護者の性格・テンションに合わせた対応ができないと納得してもらえない可能性もあります。
専門性が高く勉強が必要
小児専門歯科では、難しい低年齢の歯科治療・咬合育成など専門的に深く治療を行います。
乳歯の生え始め、顎の発達、永久歯への生え替わりといった、子どもの成長過程と密接に関わる独自性の高い領域。
歯科衛生士も小児歯科の専門家であることが求められます。
小児歯科を経験したい!職場による比較!メリット・デメリットを知ろう
ここからは、小児歯科の勤務先別のメリット・デメリットを解説します。
小児歯科でスキルを身に着けたいと考えている方は、大きく分けて2つの働き方があります。
- 小児専門の歯科医院に勤める
- 一般歯科で小児の患者さんを積極的に診る
自分がどの程度小児歯科に関わりたいのかで勤務先を選ぶといいでしょう。
小児専門の歯科医院に勤める
小児専門の歯科で勤めれば、専門的なスキルが自然に身に付きやすいです。
反面、歯周治療の技術等、他のスキルも幅広く身に着けたい人は注意が必要です。
メリット
- 確実に小児の患者さんの施術を経験できる
- 専門スキルを学びやすい環境(先生や先輩が小児治療に精通していることが多い)
- 専門性の高い症例を見れるチャンスが多い
デメリット
- SRPなど大人向けの歯周治療のスキルを伸ばしにくい
- 医院によってはかなり高い技術・知識が要求されてプレッシャーになる
- 一般歯科よりも軒数が少ないので、勤務条件(お休みや時間、給与など)に細かい希望があると求人が見つかりにくい
一般歯科で小児の患者さんを診る
小児専門歯科でなくても、子どもの患者さんを積極的に診ることは可能です。
基本的なフッ素やシーラントなら、一般歯科でも充分経験できるでしょう。
医院によって小児歯科治療にどれだけ関われるかは差が出てしまいます。
メリット
- 多くの求人から選べる
- 小児歯科以外も学べるため、将来の選択肢が広げやすい
- 程々に子供と関われる
デメリット
- 小児が少ない可能性もある
- 日々の業務だけでは専門スキルが身に付きにくい可能性がある
給料等の条件に違いはある?
小児専門歯科かどうかで、給与や勤務時間に大きな差はありません。
小児歯科の認定資格や保育士の資格がある場合、資格手当を別途出してくれる歯科医院はあります。
小児専門か一般歯科か?ということよりも、
医院自体の規模や経営状況による差のほうがつきやすいといえます。
自分に合う職場探しのポイント!具体的な方法は?

自分に合う職場を見つける方法を説明していきます。
- 自分で探す→求人、ホームページ、SNS等
- 探してもらう→エージェント
- 小児歯科を標榜している=専門ではない
- 小児歯科への取り組みは医院による差が大きい
- 完全な小児専門はかなり少ない
前提!完全な 小児専門歯科の求人はかなり少ない
何度かお話している通り、完全な小児専門(大人は全く診ない医院)は専門性は高くなりますが、医院数自体がかなり少ないのが現実です。
「患者は小児だけ」と限定すると求人を探すことは難しくなってきます。

「院長が小児歯科の専門」(または小児歯科に強い常勤の歯科医師がいる)
「比較的小児が多め」くらいで考えると、求人の幅がぐっと広がります。
転職支援を使って小児が多い医院の紹介を受ける
希望の就職先を探し出すには、転職支援を使うのが一番効率的で確実です。
多くの選択肢の中から小児診療にしっかり関われる医院を探したい場合、ファーストナビ歯科衛生士などの保有求人数の多い転職支援を使いましょう。
求人サイトやホームページで下調べし、希望の職場のイメージを持った上で相談するのがおすすめ。

担当者に「小児の専門医がいる医院」「小児診療に力を入れている医院」「小児のMFTを経験したい」など、具体的に伝えておくとマッチする医院を探してもらいやすくなります。
専門性の高い医院ほど、自分1人で探し出すのは中々困難です。
それでも、自分だけで探したい!という場合にはこの後説明する方法もヒントにしてみてください。
小児歯科の専門医がいる医院から探す(専門にこだわりたい人)
医院によって小児歯科の取り組みにはかなり差があります。
しっかりと小児歯科の経験が積める医院を探したいのであれば、日本小児歯科学会のホームページから探す方法もあります。
こちらの専門医がいる施設検索を使えば、地域ごとに専門医の先生がどの医院に在籍しているかを調べられます。
立地から小児が多そうな医院を探す(選択肢を増やしたい人)

専門医でなくても、小児がなるべく多そうな医院から探したい!という場合はさらに選択肢は広くなります。
専門医でなくても、小児の治療に詳しい先生はいますしね。
ポイントは、小児が来そうな立地の歯科医院を選ぶことです。
矯正歯科も狙い目
子どもの診療に関わりたいのであれば、矯正歯科から探す方法もあります。
矯正治療を行っている歯科医院は小児の患者比率が高い傾向にあります。
転職サイトにプロフィールを登録してスカウトを受ける方法も
転職サイトに登録して医院側からのスカウトを待つ方法もあります。
自己PRや希望条件を登録しておけば、興味を持ってくれた歯科医院側からメッセージが送られてきます。
\スカウトが受けられる求人サイト/
匿名で利用でき、興味がなければスルーしてOKなので気軽に使えます。
既に自分に興味を持っている医院からの連絡なので、通常より内定率が高いメリットも。
自分で探すのとはまた違った、思いがけず良い医院に出会えるかもしれません。
小児歯科で働きたい!Q&A
小児歯科で働こうか悩んでいる方の、気になる疑問に答えていきます!
小児歯科経験がなくても応募できる?
小児歯科は未経験から応募歓迎としている医院がほとんどです。
どちらかというと、経験よりもコミュニケーション力や医院との相性を重視する院長が多いようです。
ただし、完全に小児限定の専門歯科や、小児の外傷を専門的に扱う歯科医院はある程度のレベルを求めてくる場合も。
経験の浅い歯科衛生士は、何をアピールしたらいいの?
小児歯科の面接や履歴書で自己PRに迷う人は、意識してきた事そのものをアピールしてみましょう。
たった1回の経験だとしても、小児や保護者と関わっていればアピールはできます。
- 子供の患者対応で意識・工夫してきたこと
(怖がる子への事前の説明は?泣いてしまう子は?アシスト時に注意していたことはある?) - 保護者との関りで意識・工夫してきたこと
(親への説明はどのようにしていた?忙しいお母さんへの声掛けは?心配性な人には?)
何気なく対応してしまっていた場合は、次に対応するとしたら何を意識するか?という視点で考えてもOKです。(多少盛るのはあり。)
全く小児の治療に関わった経験のない人は、実習生の時や普段の生活で子供の面倒を見た経験からアピール材料を探すのもありです。
職場を選ぶ時に気を付けるポイントはある?
職場選びで気をつけてほしいポイントは3つ。
- 最低3医院は見学する
- 求人サイトの情報だけを鵜呑みにしない
- 妥協できること、できないことを決めておく
焦らず、最低3医院は見学する
自分に合った職場を見つけるためには、最低3医院は見学するつもりで求人を探すのが正解。
比較対象となる医院を知ることでベストな選択ができます。
転職活動中は「早く決めたい」という気持ちになりがち。
冷静に比較するタイミングを意識して作る事がポイントです。
この医院こそ求めていた職場だ!という確証がある場合は別ですが、3医院は見学して検討しましょう。
求人サイトの情報だけを鵜呑みにするのは危険
求人サイトの募集情報は、基本的に医院側に都合の良い内容しか載せません。
ホームページでどんな診療に力をいれているのかまで確認しましょう。
できれば、転職エージェント等から医院の内部の情報をもらいましょう。
妥協できること、できなことを決めておく
転職先を選ぶ上で給料や休み、環境など希望は色々あると思いますが、自分の中で優先順位を決めて取り組むのが大切です。
今回の転職の目的から、どのような環境なら自分が気持ちよく働けそうか?という視点で考えるのもポイント。
- 今は時間に追われて流れ作業のような処置になっているのが不満
→1回のチェアタイム〇分以上はとっている医院 - 正直、現在の医院の雰囲気に馴染めなかった
→平均年齢高めの落ち着いた医院のほうが合うかも
譲りたくないことと、妥協できる条件等は書き出して整理しておくと転職後の後悔を防げます。
小児歯科って将来性あるの?
小児歯科の将来性は高いといえます。
理由は、保護者の子供の歯の健康に対する関心が高まっているからです。
小児歯科のニーズは虫歯の治療から、予防へとシフトしています。
早いうちから歯並びを気にかける保護者も増えているため、小児矯正の需要も高まっています。
予防や矯正は歯科衛生士もできる処置が多いので、活躍の場は広がりそうです。
自分に合う小児歯科を探そう!仕事内容&適性まとめ
ここまで、小児専門歯科の仕事内用と向いている人の特徴、職場探しのポイントを中心にお伝えしてきました。
- 主な仕事内容→予防、矯正、指導が中心になりやすい
- 自分に合う職場探しのポイント
→どれだけ専門的に小児歯科に関わりたいか?に合わせて選ぼう
- 子どもと接することが好き
- 予防・矯正・教育に興味がある
- 観察力があり、こまやかな気配りができる
- スピード感ある施術が得意
- 時には厳しく指導できる強さがある
- 賑やかな環境で働きたい
小児歯科を経験すると重要なスキルを養える
歯科衛生士として必ず役立つスキルの一つは、痛くない・怖くない対応や技術力。
小児歯科を経験すると、診療時のストレスを減らすための(痛くない)技術や
心を開いてもらう(怖くない)方法を実務を通して学ぶこともできると思います。
小児歯科で働けば、歯科衛生士として長く活躍するのに重要なスキルを身に着けられるでしょう。