マスクについた自分の唾液の臭いに、衝撃を受けることはありませんか?
これって、口臭があるってこと?
もしかして、ほかの人にも気付かれてる?
だとしたら、何とかしないと!!
今回は、唾液の臭いと口臭について、お話ししたいと思います!!
唾液は本来、臭いません
唾液の主な成分は水分です。無色透明・無臭です。
唾液は、臭いどころか、とても大事な役割を担当しています。
- 汚れを水分で洗い流す
- 酸を中和して虫歯予防
- 菌やウイルスに対して殺菌・抗ウイルス
- 消化酵素で糖を分解
- 口の中の保湿
ちなみに、健康な人は1日に1~1.5リットル程出ています。
では、なぜ臭くなる?
唾液が悪者でないことはわかっても、実際臭いのは事実・・・
理由は、唾液の中に、口の中の細菌が溶け込んでいるから!!です。
口内で細菌が増殖すると、ニオイの原因物質を発生させ、それが唾液に溶けるため、唾液も臭くなります。
もう少し詳しく話すと、発生する口臭のほとんどは、食物のカスなどに含まれるタンパク質が、口の中にいる細菌により分解・発酵される過程で出るガスです。
このガスは
くさった玉ねぎの臭い
くさった卵の臭い
くさったキャベツの臭い
がすると言われます。自分の口からすると思うと怖いですね。。。
唾液が臭い時は、口も臭い?
口の中の細菌は、ゼロにはできません。
全く、口臭がない人というのは、いません。
朝起きた時、緊張した時などは、唾液が減り、唾液の中の殺菌効果も薄くなります。
一時的に臭いを感じることもあるかと思いますが、30センチ程度まで顔を近づけたり、相手に向かって息を吐き出さない限りは、気づかれなでしょう。
但し、唾液の臭いが強い場合は、周りの人にも伝わる、『口臭』となることがあります。
唾液の臭いが強い=口の中の細菌が多い、もしくは唾液が少ないことが考えられます。
唾液臭改善!!やるべきことは?
唾液の臭いが、強いかも?と感じたら
- 口の細菌を減らす
- 唾液を増やす
以上を意識してみてください。
口の中の細菌を減らす
口の中で細菌が溜まりやすい場所は、『歯』と『舌』です。
歯は、もちろん食べたら毎回磨くのが望ましいですが、最低、押さえておきたいポイントは以下です。
- 朝の歯磨きで増えた細菌を減らす
寝起きは口の中細菌が増えているため、朝の歯磨きは効果的 - 緊張しそうな用事の前も念のため歯磨き
ストレスを感じると唾液は減り、細菌が増えるため先に対策できると安心 - フロスで歯の間を掃除する
細菌は、歯と歯の間に集まります - 舌ブラシを使う
1日1回、朝がおすすめですが、但しやりすぎは× - マウスウォッシュを使う
毎日使うなら、唾液を減少させないノンアルコールがおすすめ
歯磨きの代わりにはならないので、頼りすぎはNG
唾液を増やす
唾液がしっかり出ていると、汚れも付きにくくなり、殺菌効果も正常に働くため、口臭予防にも良いことがたくさんです。
唾液を増やすポイントを以下にまとめました。
- よく噛む
1口、20~30回を目標に!敢えて、硬いものを選ぶのもありです - 水分補給をする
唾液の99%以上は水分です。水分が不足していると、唾液も作られません - ガムを噛む
口を動かさない時間が長いと、唾液も減ってしまいます
次の食事との間が空く時、ガムを噛むことでも乾燥の対策ができます - 唾液を増やす食品もある
酸味のあるレモンや梅干しなどは唾液を増やすことで知られていますが、昆布や納豆にも唾液の分泌を増やす働きがあります - 唾液腺マッサージや舌のストレッチ
耳の下や、舌の下、顎の下にある唾液が出る腺を刺激すると、唾液が出やすくなります
口を閉じたまま舌をグルグル回すなどの簡単な口の運動でもOKです
口臭原因のほとんどは口の中にある
これまでお話してきた唾液の臭いなどの口臭は、誰にでもあるものです。
自分で対策して、改善できればいいのですが、どうにもならない時もあると思います。
もし、自分の口臭、重症?と思ったら下記も疑ってみてください。
- 歯周病
- 虫歯
- 鼻・のどの病気
- 糖尿病
- 消化器系疾患
- 肝機能系疾患
これらが原因の場合は、自分の力だけじゃどうにもできません。。。
口臭のほとんどの原因は、口の中にあると言われています。
思い当たるものがない場合は、まずは歯医者に行ってみましょう。
唾液の臭いが強いと、口が臭いと思われる可能性はある
臭くなるのは、細菌増殖と唾液不足
口臭は病気が原因のこともある