こんな悩みを解決できる記事になっています!
この記事を読むと、自分が病院で働くのに向いているか?がわかるようになります。
記事の前半には歯科衛生士が病院で働くメリット・デメリットや仕事内容、後半では病院の歯科衛生士募集を見つける方法を解説していきます!
【比較】病院歯科と歯科診療所の違い
病院歯科と歯科診療所の違いを比較していきます。
職場としての違いを比較!
まずは働く上で気になる歯科診療所と病院歯科の職場としての比較です!
病院歯科 | 歯科診療所 | |
---|---|---|
給料 | 高め | 医院による |
福利厚生 | 安定・手厚い | 医院による |
お休み | とりやすい | とりにくい |
症例の数 | 多い | 少ない |
自由度 | 低い | 医院による |
人間関係 | 派閥ができやすい | お局/濃密/アットホーム |
求人数 | 少ない | 多い |
病院のお給料は高め(年収400万以上も)、勤務時間は短め&好待遇な職場が多い傾向です。
ただし、求人数は少なめです。病院の求人を探す方法を早く知りたい方はこちらを参照ください。
対象の患者さんの違い
病院の歯科を利用する患者さんは次のような人達です。
- 入院前後や入院中
- 外科処置を受ける
- 肝炎やHIVなどの感染症がある
- 障害がある
- 出血リスクが高い
- 口腔がん
- 口唇口蓋裂などの先天性疾患
治療が難しい症例や、全身疾患の患者さんの来院が多い特徴があります。
一般の歯科診療所では対応が困難と判断され、紹介状を持って来られる方も多くみられます。
診療体制の違い
一般の歯科診療所と比べた診療体制の違いは以下です。
- 難症例の治療実績が多い歯科医師が在籍
- 専門的な設備環境が整っている
- 他の診療科との連携が多い
- 地域の歯科医院や施設とも連携する
患者さんが受診するには、歯科診療所からの紹介状を必須としている病院も。
病院で治療を終えた患者さんを、地域の歯科診療所に逆紹介する形で連携することもあります。
病院歯科は治療以外の役割も担う
病院歯科は患者さんの治療以外の役割も担っています。
例えば大学病院の場合
- 若手の歯科医師、歯科衛生士を育てる
- 新しい薬や治療法を研究する
このような教育機関や研究機関としての役割も持っています。
大学病院に勤めると、歯学部学生への実習サポートや、学会・勉強会へ参加する機会もあるかもしれません。
【前提】そもそも病院歯科って?(知らない人はチェック!)
病院歯科とは、20床以上の入院施設のある医療機関=病院の中に入る歯科系診療部門のことです。
「病院」と一口に言っても種類があります。
- 一般病院→地域医療に貢献
- 大学病院→大学の医学部に併設
- 総合病院→色々な診療科がある
- 特定機能病院→高度な最先端医療
一方、大半の歯科衛生士が勤めているのは歯科診療所。
歯科診療所は街中にある入院施設はない(あっても19床以下の)個人医院や法人医院のことです。
「歯科クリニック)や「歯科医院」も=歯科診療所です。
病院勤務するメリット6つ
歯科衛生士が病院で働くメリットを見ていきましょう!
- 長く働きやすい環境が整っている
- ボーナスが多い
- 一般歯科では見られないレアな症例も経験できる
- 他の職種の仕事にも詳しくなれる
- 認定衛生士など専門資格を目指しやすい
- 衛生管理が徹底している安心感
長く勤めることで将来的に得られるものが大きいのが大学病院の利点!
長く働きやすい環境が整っている
病院歯科は福利厚生がしっかりしていて、長く働きやすい環境が整っていることが多いようです。
昇給システムがある
17時~18時には退勤できる
産休・育休も取りやすい
休日出勤すると+で手当がもらえる
社員食堂や休憩室がしっかりある
無料の託児所がある
個人の小さな歯科診療所では受けられないような好待遇であることも。
順調にステップアップして主任になり、マネジメント担当として活躍される歯科衛生士もいます。
東北大学で活躍する歯科衛生士さんのインタビュー記事
将来的に、現場以外のポストがあるのも大きな組織ならではです。
給料はボーナスが多い&将来高くなる傾向
病院勤務の歯科衛生士は、ボーナスが多く将来的な年収が高くなる傾向にあります。
例えば、ある病院の歯科衛生士(常勤)の求人がこちら
月の給与額は低いですが、ボーナスが4か月分以上支給されています。
金額にするとボーナスだけで最低70万近く貰えます。
年収で見ると、新卒の初任給は300万以下ですが、長く勤めることで400万以上も目指せそうです。
このように、大学病院の給与はボーナスが高め、勤務年数に合わせてしっかり昇給する給与体系であることが多いようです。
一般歯科では見られないレアな症例も経験できる
病院の歯科では珍しい症例を経験できます。
一般の歯科診療所から困難な症例を紹介されることも多々。
- 事故による骨折
- 口腔がん
- 骨切が必要な矯正
- 水平埋伏などの難抜歯
街の歯科診療所では見れないような、レアな症例の対応を学びたい人には良い環境といえます。
他の職種の仕事にも詳しくなれる
病院で働くと、他の職種の仕事も詳しく知ることができます。
医師
看護師
理学療法士
言語聴覚士
臨床心理士
薬剤師
栄養士 など
歯科診療所では関われない職業の方の仕事を近くで目にでき、専門的な情報も直接得られます。
全身疾患の病態や副作用についても知識を深めていけるため、医療人として視野を広げることができます。
認定衛生士など専門資格を目指しやすい
病院で働くと、認定歯科衛生士などの資格を目指しやすいのもメリットのひとつ。
病院歯科には専門的な研究をしている先生もいれば、設備も充実しています。
学びの環境に恵まれているため、専門的な知識が身につきやすいでしょう。
衛生管理が徹底している安心感
徹底した衛生管理の中で安心して働くことができます。
滅菌や環境の衛生管理は理想を求めると、とてもお金がかかります。
現実的には個人経営のクリニックでは限界があるため、全ての医院で徹底できているとは限りません。
病院は設備投資にもお金をかけられる分、衛生面も徹底できる安心感があります。
病院勤務するデメリット6つ
歯科衛生士が病院で働くデメリットは以下のとおりです。
- 個人の意見が通りにくい
- 待遇はマニュアル的
- 職場の選択肢が少ない
- 一般歯科の症例は経験しにくい
- 雑用が多くなりがち
- 勉強することが多い
個人の意見が通りにくい
個人経営の歯科医院で勤めたことのある人は、業務に対する提案が通った経験がある人もいるのではなでしょうか。
院長との距離が近いため、医院の方針へ意見を伝えやすい環境でした。
- チャレンジしたい業務への希望
- 販売するデンタルケアグッズへの意見
- 業務フローの改善提案
- 新スタッフ採用時の要望
病院では、病院全体の経営方針にしたがって働く必要があります。
個人の意見を通すのは難しいでしょう。
一緒に働く歯科医師も病院に雇われている先生なので、決まりを簡単に変えることはできません。
待遇はマニュアル的
病院では給与や休みは平等にマニュアルで決まっています。
どんなに個人でスキルを伸ばしても、他のスタッフと大きな差がつくことはないでしょう。
個人の歯科診療所では、売り上げに応じたインセンテイブや、できる業務が増えると給与UPする仕組みを作ってくれる院長もいます。
病院の場合は良くも悪くもマニュアル的な待遇。
頑張りを評価してくれても給与への反映は期待しすぎないほうがいいでしょう。
職場の選択肢が少ない
歯科衛生士が働ける病院の求人は中々レアです。
大きな理由は以下の2つです。
- 病院は歯科診療所より数が少ない
- 人が辞めにくい
歯科衛生士の勤務先は90%が一般の歯科診療所であるのに対し、病院勤務は全体の5%以下。
職場の選択肢はどうしても少なくなってしまいます。
一般歯科の症例は経験しにくい
病院では、一般の歯科で対応できない症例や患者さんの対応が多くなりがち。
以下のような、一般歯科治療のスキルや知識はやや経験しにくいでしょう。
- 一般的な虫歯の治療
- 入れ歯の治療
- 審美目的の処置
- 正常な口腔内のメンテナンス
一般的な歯科治療もしっかり学びたい場合は、経験できそうな病院を探すか歯科診療所への就職が無難です。
雑用が多くなりがち
病院歯科では新スタッフは患者さんの処置を担当できず、雑務中心になる可能性もあります。
理由としては次の3つ。
- ベテランの歯科衛生士が多く在籍している
- 難しい症例が多く、すぐ対応できる患者さんが少ない
- 治療の割合が多いためアシストや洗浄業務を任されやすい
実際に患者さんを担当し、歯科衛生士の手技のスキルアップができるまでには時間がかかるかもしれません。
勉強することが多い
病院歯科にかかる患者さんの対応には、医療全般の幅広い専門知識が必要です。
口腔内だけ見ていてはNGです。
重い全身疾患の患者さんもいるので、知識不足によるミスが命に関わることもあります。
全身疾患について
服薬について
特殊な症例の知識
【仕事内容】病院の歯科衛生士は何をしているの?
病院で働く歯科衛生士の仕事内容を紹介していきます。
現場のイメージをつかみたい方は、歯科衛生士会HPより現場の声もチェックするといいでしょう。
仕事内容は病院・配属先で変わる
病院勤務の歯科衛生士といっても、実際に担当する業務は病院や所属先でも変わります。
- 入院中の患者さんが中心
- 障害者歯科中心
- マタニティ歯科中心
- 口腔外科専門
- 一般歯科外来もOK
このように病院や所属先で対応する患者さんも業務も違います。
診療内容によって経験できることも変わるので、応募前に仕事内容はよく確認しましょう。
病院勤務の歯科衛生士がよく担当する仕事
ここからは病院の歯科衛生士が担当することが多い仕事について詳しく解説していきます!
- 歯科医師の診療補助
- 入院中や周術期患者の口腔ケア
- 器具や環境の衛生・安全管理
- 多職種との意見・情報交換(院内カンファレンスへの参加)
歯科医師の診療補助
病院勤務の歯科衛生メインで行う業務のひとつは歯科医師の診療補助です。
一般的な歯科治療の補助
歯科診療所と同じように、一般歯科治療を行っている病院もあります。
なので、歯科衛生士も器具の受け渡しや準備、視野確保などを担当します。
ただし、歯科診療所と来院するさ患者さんが異なります。
具体的には
障害のある方に対しては、全身麻酔下で治療を行うこともあれば
重度の糖尿病などの全身疾患のある患者さんを内科チームと連携して治療することもある
歯科医師が治療に集中できるように、患者さんの変化を見逃さないのも歯科衛生士の役割。
基礎疾患や全身管理の知識なども求められるのはそのためです。
口腔 外科手術の準備や補助
外科手術の準備や補助も病院で働く歯科衛生士の仕事です。
- 埋伏智歯などの難抜歯
- 嚢胞や腫瘍の摘出
- 口腔がんの治療
- 顎変形症の手術
- 顎骨骨折などの外傷処置
- 先天奇形(唇顎口蓋裂など)
一般の歯科診療所と異なり、入院伴う場合もあります。
患者さんとの術前・術後のコミュニ―ケーションも歯科衛生士の重要な役割です。
入院中や周術期患者の口腔管理
入院中や周術期患者の口腔管理も代表的な仕事です。
病院の仕事の中で、歯科衛生士が主体となって活躍できるのが「口腔管理」ではないでしょうか。
周術期口腔管理
周術期=手術日を含む手術前後の時期のこと。
この手術前や後の時期に口腔ケアを中心とした口腔管理を行うのも歯科衛生士の役割です。
周術期口腔管理では、具体的に次のような事をします!
- 歯面や口腔粘膜の清掃
- スケーリング
- 動揺歯の保護や固定
- ブラッシングや保湿、うがいの指導
周術期口腔ケアは単純に口腔内の健康を保つだけでなく、次のような目的もあり重要視されています。
- 口腔内細菌による感染症リスク(合併症)を減らす
- 早期退院につなげる(医療費も削減できる)
入院患者の口腔ケア
病院内の入院患者さんに、口腔内のクリーニングや清掃指導を実施します。
- 自分ではケアが困難な長期入院の方
- 緩和ケアをしている方(余命宣告されてる方もいる)
- 重篤な全身疾患の方
さまざまな状態の患者さんを診るのが病院歯科です。
看護師や言語聴覚士などの他の医療スタッフとも連携しながらケアにあたります。
器具や環境の衛生・安全管理
手術室や診療室内の衛生管理や安全管理も歯科衛生士の仕事。
院内での感染や医療事故防止のために、中心となって環境や器具の管理を行います。
- 器具の洗浄、消毒、滅菌作業
- 器具の整理整頓
- 薬剤の管理
- 環境の清掃や消毒
- 防護用具の管理
病院には感染症の患者さんや、疾患により免疫力が弱い方も多いので、より徹底した管理が求められます。
時には患者さんやご家族へ協力を依頼することも。
安全な医療の提供に努めます。
多職種との意見・情報交換(院内カンファレンスへの参加)
病院内で定期的に開かれるカンファレンスに参加することもあります。
多職種で患者さんに関する情報や意見交換し、治療やケアの方針を決めていきます。
カンファレンスの場では、歯科医師、医師、看護師、薬剤師、栄養士、臨床心理士、理学療法士、作業療法士などと連携します。
歯科衛生士もチーム医療のメンバーとして、専門的な視点からの情報提供を行います。
【給与事情】病院勤務の歯科衛生士の年収は?
病院で働く歯科衛生士の給与事情を紹介します!
病院勤務は年収400万以上も
病院勤務の歯科衛生士の40%は年収400万以上。
※歯科診療所勤務は20%
「病院勤務のメリット」でお伝えした通とおり、ボーナスが高めで勤務年数に応じて順調に昇給できる体制であることが多いようです。
初任給は低くても、長く勤めるほど安定したお給料を得られます。
一般の歯科診療所との差は?
病院勤務の歯科衛生士の平均年収は、一般の歯科診療所勤務より高い傾向です。
- 病院歯科:約390~450万
- 歯科診療所:約300~350万
逆に年収300万以下の人の割合は、歯科診療所勤務→40%以上、病院勤務→27%以下。
病院は中々辞める人がいないため、勤務年数が長くなることで平均給与が上がっているとも考えられます。
【求人が少ない!】病院で働くには?自分に合う職場を探す方法
病院で働きたい場合、求人を探す方法は以下が主流です。
- 転職支援経由で探してもらう
- 転職サイトをまめにチェック
- 病院のホームページから直接応募
(その他、知人の紹介などもありますが今回は割愛・・・)
何度も言うようですが病院求人は少ないです。
常にアンテナを張るために、なるべくご紹介する全ての方法を試してみてください!
歯科衛生士が働ける病院の求人は少ない
求人を探す前に、歯科衛生士が働ける病院の求人はレアだ!
という事実をしっかり知っておきましょう。
理由はこちら。
- 辞める人が少ないから枠が空かない
病院で働く7,460人の歯科衛生士の枠は、大幅に増えることは考えにくいです。
条件や環境の良い病院は中々辞める人がいないので、枠が空きません。
あくまで数が少ないというだけで、存在しないわけではないです。
求人が出た時の見逃し防止策&日頃のリサーチが重要になるので、具体的な方法をお伝えしていきます!
転職支援を使って病院の求人を探してもらう
待遇の良い病院の求人にこだわるなら、転職支援を使うのが特におすすめです。
病院の求人は少ないので、自分だけで探すのは限界があります。
転職支援を使うことで、病院の求人が出たら教えてもらえるので見逃しを防げます。
- 病院求人を探したい人全て(見逃し対策)
- 待遇の詳細や人間関係も重視したい
- 働きたい病院までは定まっていない段階
待遇の良い病院の求人は人気なため「非公開」が多く
サイトに登録しないと見られないケースもあります。
選択肢を増やすためにも、ファーストナビ歯科衛生士などの保有求人数の多い転職支援を使いましょう。
転職サイトを定期的にチェック
転職支援への登録と併せて、転職サイトを定期的にチェックするのも重要。
病院の仕事内容・待遇の傾向を探るためにも、積極的に見るようにしてください。
今は自己PRや希望条件をサイトに登録して、病院側からのスカウトを待つ方法も。
\スカウトが受けられる求人サイト/
興味を持ってくれた病院側からメッセージが送られてきます。
既に自分に興味を持っている病院からの連絡なので、通常より内定率が高いメリットもあります。
病院のホームページから直接応募
病院のホームページに歯科衛生士の募集のお知らせが出ることがあります。
「採用情報」ページの更新や「ニュース&トピック」に掲載されるパターンも。
- 働きたい病院が決まっている人
- 経験したい分野がはっきりしている
- 自分で病院への連絡やアピールを積極的に行える
「希望エリアの病院」検索の具体的な方法
探し方に行き詰まって、病院歯科の情報が探せない人は、下の具体的な探し方も参考にしてくださいね。
検索時に「〇〇区 病院 歯科」でググると、その地域の歯科診療所が上位に表示されてしまうことがあります。
上手く検索できない時は、「病院」という大きなくくりで探してみてください。
〇〇区 大学病院や ○○市総合病院 などで検索してみよう!
その他、ホスピタルズ・ファイルのように、全国の病院を検索できるサイトもあります。
地域や診療科目で絞り込んで「病院」の検索ができるので便利です!
【注意ポイント】病院で働くのを決める前に!
病院の求人探しや、応募の前に注意してほしいポイントをまとめました。
病院→歯科診療所には転職しにくくなる
注意すること1つ目は、病院で働くと一般の歯科診療所に転職しにくくなる可能性があることです。
理由は2つ。
- 病院より待遇の良い求人を見つけられないから
- 病院の臨床経験を活かしにくいから
例えば、病院で17時までの勤務・ボーナス3ヵ月分の環境で働いていたとします。
同じくらい待遇の良い歯科診療所を見つけるのは難しいのです。
診療所での臨床経験が浅い人は、スキル面での覚悟も必要です。
経験者募集となると、SRPなどの歯周治療のスキルも確認されます。
病院では雑務やアシストも多いので、転職するまでに充分な手技を身に付けられないこともあり得ます。
妥協できること・出来なことを決めておく
注意ポイント2つ目は、妥協できること・出来なことを決めておくことです。
転職先を選ぶ上で給料や休み、環境など希望は色々あると思いますが、自分の中で優先順位を決めて取り組むのが大切です。
決めておかないと、自分に合う求人を判別できなくなります。
今回の転職の目的から、どのような環境なら自分が気持ちよく働けそうか?という視点で優先順位を考えてみてください。
- 今の医院だと難しい抜歯は全部紹介で勉強しにくい
→難抜歯の症例もみたいし、外科処置のアシストにも興味がある - ある程度歯科医院で経験は積めたけど、勤務時間が長くて辛い
→そろそろ安定して長く働きやすい環境を探したい
- の場合は外科処置のアシストが学べる環境である事は必須だし、
- の場合は今より勤務時間が短いことが重要になりますよね。
譲りたくないことと、妥協できる条件等は書き出して整理しておくと転職後の後悔を防げます。
【私は向いてる?】病院勤務が合う人の特徴
病院勤務に向いている歯科衛生士は次のような人です。
- 新しいことを勉強するのが好き
- 専門性を高めたい
- 年収を上げたい
- 福利厚生の整った環境で長く働きたい
- 多職種と関わりながら働きたい
新しいことを勉強するのが好き
病院勤務の歯科衛生士は、勉強すべきことが多いです。
所属先の専門分野はもちろんですが、歯科の枠を超えた医科や色々な疾患についても学べる環境です。
歯の事だけでなく、医療全般や栄養の知識、リハビリに興味がある人は勉強になるはず。
最新の医療情報にも興味を持ち、新しいことを勉強するのが好きな人に向いています。
専門性を高めたい
専門性を高めてスキルアップしたい、向上心のある人に向いています。
病院歯科では難易度の高い治療を行う機会が多く、専門性の高い診療を経験できます。
専門的な知識をつけて、難しい症例に対応する歯科衛生士としてのスキルも高められます。
年収を上げたい
今の給料に不満があり、年収を上げて貯金もしたい歯科衛生士も病院勤務に向いています。
病院勤務はボーナス額が高く、個人の歯科診療所よりも年収が上がりやすいでしょう。
昇給額も高い傾向なので、長期的に見るとより年収の差は顕著になります。
福利厚生の整った環境で長く働きたい
病院は国や県、市区町村や大きな法人が経営しているので、急に潰れる心配もありません。
小さな個人医院だと、有給はあっても実際には取りにくい、産休取得実績がなく、子どもが出来たら辞めるのが当たり前な医院もありますよね。
病院では、福利厚生(産休や育休、有給、退職金や手当)なども一般企業並みに充実しています。
同じ病院で長く・安定して働きたい人にもぴったりです。
多職種と関わりながら働きたい
病院で働くと、歯科以外のスタッフと関わります。
例えば、口腔がんで放射線治療中の患者さんを担当した場合。
入院から退院後まで摂食リハビリや口腔ケアを積極的に行います。
看護師:出血や痛み、口腔内乾燥や味覚の変化を記録
歯科医師:摂食嚥下機能検査
歯科衛生士:誤嚥性肺炎対策の口腔ケア
管理栄養士:食事摂取にかかわりそうな事項を確認、食形態調整
多職種含めたチームで連携して業務を行うので、多くの職種と関わり視野を広げたい人に向いています。
まとめ!病院勤務のメリット・デメリットを理解して自分に合う職場を探そう!
歯科衛生士が病院で働くメリット・デメリットや仕事内容、病院の求人を探す方法をお伝えしました。
- 長く働きやすい環境が整っている
- ボーナスが多い
- 一般歯科では見られないレアな症例も経験できる
- 他の職種の仕事にも詳しくなれる
- 認定衛生士など専門資格を目指しやすい
- 衛生管理が徹底している安心感
- 個人の意見は通りにくい
- 待遇はマニュアル的
- 職場の選択肢が少ない
- 一般歯科の症例は経験しにくい
- 雑用が多くなりがち
- 勉強することが多い
- 転職支援を利用して求人が出たら紹介してもらう
- 自分でも求人サイトや病院のHPをまめにチェックする
病院の求人はレアなので、早めに転職活動をするのがおすすめ。(長期戦になるかも)
求人を見逃さない対策をしたい人は「職場を探す方法」を参考に。