私は未経験で、社会人から歯科衛生士学校の夜間部に入りました。
夜間部は歯科助手経験者が半分以上と聞いていたので
『ついていけるか?』『馴染めるか?』かなり不安でした。
~ある時の学校の見学~
入学後は忙しくなるから、今のうちに遊んでおいてね!他には質問は?
(え、本当かな・・・不安!!)
勉強は入ってからで大丈夫と言われても・・・
先にできることがあるなら、知りたくないですか?
入学前に不安は少しでも解消させておきましょう!
- 歯科衛生士学校に入る予定
- 歯科での勤務経験はない
- 入学前からできることがあるなら、準備したい
- 早く学校に馴染みたい
未経験者が入学前からすべきこと3つ
歯科衛生士学校は、短大や大学、専門学校があります。
その中で、『専門学校』の『夜間部』を選ばれた場合は特に、歯科助手経験者もたくさんいる可能性が高いです。
未経験の場合、経験者と一緒のスタートは、入学前から不安になる理由の一つだと思います。
まずは、少しでも歯科助手経験者に知識・常識を近づけることを目標にしてみましょう。
そのポイント3つをご紹介していきます。
未経験者が初めにすべきこと!ポイント3つ
- 歯科でバイト
- 歯科助手向けの本を読む
- 歯医者に行く
次項から、3つのポイントを詳しくお話していきます。
歯科医院でバイト
入学まで時間がある場合は実際に働いてみることが最もおすすめです。
自分も、『歯科助手経験者』になってしまいましょう。
教科書や本を読むだけよりも、実際に体験できると、覚えが格段に違います。
私は初めてのバイト先選びをミスってすぐやめることに・・・
すっかりビビってしまい、3年生までちゃんと歯科でバイトしなかったので、
実務的な勉強が中々理解できず、苦労しました。
私のようなことにならないように、
失敗した経験上気付いた、バイト先選びの注意点をまとめました↓
- 歯科衛生士がいる
(バイトするなら、歯科衛生士の仕事が見れないともったいない) - 口コミ評価がいい
(HP等がなく、雰囲気が確認しにくい医院は外したほうが無難) - できれば一般歯科
(初めてで、審美だけ、矯正だけは勉強できる範囲が狭まる) - スタッフ人数は先生以外が3人以上で社員がいる
(人数が少なすぎて、教える余裕ゼロの医院は初めてには厳しい)
バイト先選びは、初めての業界だし受かるならどこでも!!
と思ってしまうかもしれませんが
『歯科衛生士学校に通う』ことを伝えると、わりとどこも好感触です。
焦らず、良いバイト先を選びましょう。
歯科関係の本を読む
先生向けや、歯科衛生士向けの本は少し難しめです。
初めに読むなら新人歯科助手さん向けの本や、一般向けの本がおすすめです。
立ち読み程度でもOKですが、読みやすい本があったら買っちゃいましょう。
なぜなら、入学後に使う教科書ってすごく、難しくてわかりにくいからです。
その点、一般向けや、歯科助手さん向けの本は、絵も豊富で説明もわかりやすいです。
読みやすい書籍を見つけておくと、入学後にレポートを書く時にも役立ちます。
本の中で何をチェックしておけばよいか?
- 歯科で使う略語
例えば、虫歯のことを『カリエス』の略で『C』と言ったりします - 歯式
前歯は1番など、歯に番号がついています - 術式(治療の流れ)
虫歯を削って埋めて・・・など、一連の流れ
術式を本格的に学ぶのは、入学してからでも大丈夫ですが、
治療の流れがわかると、先回りして動けるようになるので、歯科現場でとても役立ちます。
優先して学んで損はないです。
- 虫歯ってどうやってできるの?
- 歯周病って何?原因は?
- 歯と、歯周組織の構造
この辺りは、歯科衛生士の超基本です。学校でも時間をかけて学びます。
事前学習すると、最初の頃の授業が頭に入りやすいです。
歯科衛生士になってからは、患者さんにわかりやすく説明できないといけないので、
しっかり知識を定着させましょう!!
最低限できることは歯医者に行くこと
実習の時、クラスメイトに口の中見られます。
虫歯があると、ちょっと恥ずかしいです。
虫歯がなくても、『検診とクリーニング』で予約しちゃいましょう。
バイトや、事前勉強している暇がない!!
もう、入学直前で何もしてなかった!!という方も是非行ってみてください。
検診ついでに衛生士さんや、歯医者さんがどんな仕事をしているか観察してみましょう。
学校に早く馴染むには身だしなみも侮れない
校則は学校それぞれですが、歯科衛生士学校は身だしなみにかなり厳しい場合が多いです。
制服(白衣)の下に着るインナーの種類や色まで指定される学校もあります。
そこまでする?と思う部分も正直ありました・・・
ただ、学生の3年間だけは、『そういうものだ』と割り切ってしまったほうが楽です。
歯科医院で勤めだしてからは、そこまで厳しくない医院も沢山あります。
私が勤めた歯科医院も、髪色やメイクはある程度自由でした。
きれいなお団子ヘアをつくる練習
私が通っていた学校では、髪が長い人は実習の時、お団子ヘア必須でした。
実習の日は、学校についてから白衣に着替えて、準備があります。
学校の洗面台独占は、嫌がられます。
私は不器用なので、最初は時間がかかって苦労しました。
短い人も、きれいにまとめられるように、練習しておくと後々困りません。
爪を短く切る習慣&学校用爪切り準備
歯科衛生士学校は、爪の長さにもすごく厳しいです。
白いところが見えていると切り直しです。その場で切らされる子も多数です。
ペンケースに爪切り入れておくことをおすすめします。
自分の切り忘れ対策用&他の子が忘れた時に貸してあげて仲良くなりましょう。
腕の脱毛&肌のケア
私はオフィスワークをしていた頃以上に、腕のムダ毛や肌が気になりました。
実習で着る白衣は半袖なので、もろに腕が見えます。
冬場でも薬品が飛んだ時にすぐ洗えるように、腕を出していることが多いです。
みんな気になるのか、在学中に脱毛に通う子は結構いました。
ガサガサなのも見苦しいので、お風呂上りにボディクリームを塗る習慣もこの頃からつけました。
眉をきれいに整えておく
実習の時は、前髪は止めて、おでこを出します。眉はきれいに整えておくことをお勧めします。
自分で上手にできない人は、眉サロンのワックス脱毛なんかでも、いいと思います。
ちなみにメイクはかなりナチュラルにしないとダメでした。
校則でメイク自体NGな学校もあるようです。
化学や解剖学の事前勉強はするべき?
歯科衛生士学校では、直接歯の治療に関わる事の他に
化学や解剖学などの基礎的な授業もあります。
結論から言うと、事前勉強しなくても問題ありませんでした
歯科助手経験者の子たちも、学問的な部分(化学や微生物の話など)に詳しい子は、滅多にいません。そこは、みんな一緒のスタートです。
入学後に授業を聞いて頑張れば、国試対策としては充分でした。
それよりは、歯科の治療・臨床に関係するものを先に勉強することをお勧めします。
この記事のまとめ
今回は入学前から、最低限準備しておくといいよって事をお伝えしました。
事前学習は絶対じゃないですが、やっておくと安心ではありますよね。
身だしなみ面も、学校じゃ地味を強いられる事になるかもしれません。
でも、肌ケア&綺麗なお団子だけでも頑張るとルール内での素敵でいられるはずです!!
余談ですが、『歯科衛生士は美人が多い』と言われやすいのは
厳しい学校ルールでメイクで誤魔化せない分、素材磨きを頑張る女子が多いから・・・のような気もします。
- 歯科助手アルバイトが一番の勉強になる
- 歯科衛生士学校は身だしなみに厳しい!今から備えよう
- 事前学習するなら『歯式』『歯科略語』など臨床現場に関わること
- 治療の『術式』も優先して勉強しよう